解散騒動“匂わせ”2日後に「否定」の真意は? 鈴木哲夫さん解説

(その他 - 2023年06月19日 20時05分)

国会をめぐる動きについて鈴木さんに詳しく伺います。 岸田首相は先週火曜日(13日)、少子化対策に関する会見を行った際、解散については「情勢をよく見極めたい」と話し、これまで「今は考えていない」という発言からニュアンスを変え、会期末での解散に含みを持たせました。しかし、そのわずか2日後に、「今国会での解散は考えておりません」と、一転させました。 Q:この間に何があったんでしょうかか? 鈴木哲夫さん⇒何も無かった・・・実際選挙をやる現場が動いて無かった。岸田さんの求心力のキープを高めるいいカードをちらつかせ過ぎた。 今回の解散見送りについて、東京選出の各党の衆院議員がどう思っているのか取材しました。 ・自民・平沢勝栄 議員:「もともといつあっても粛々と受け入れるので。」 Q自公の関係も取り沙汰されていましたが? 「お互いに協力関係することは非常にいいことだが、あまり依存してはそちらの協力なくしてこちらもやっていけないというのは完全に従属。それは直していかないと。」 ・立憲・海江田万里 議員: 「まだ(任期)折り返しにもいっていないわけですから、解散というのは主権者である国民から選ばれた議員を全員くびにするわけだから」 Q不信任案否決されたが立憲としてどう受け止めている? 「(否決されたこと)これをどう考えるか…時間があるわけだから、候補者まだ150人にもなっていませんから」 ・維新・小野たいすけ議員:「わたしは総理が解散風を吹かしたというのは非常に混乱も大きかったと思いますし・・・」 Q東京で戦う上で維新としては解散見送りの決断どうか? 「われわれとしては十分な期間が与えられたということで良かったと思います。もっと候補者を東京でも全ての選挙区に立てて目指していきたいと考えているので、解散が先になったということは我々がチカラを延ばすチャンスが増えたと思っている」 ここで岸田政権に関する最新の世論調査の結果を見てみましょう。 共同通信がおととい(17日)ときのう(18日)、行った電話による全国世論調査では、岸田内閣の支持率が、前回から6.2ポイント下がり、40.8%となり、不支持の41.6%が上回りました。 また、現在の健康保険証を来年秋に廃止して、マイナンバーカードに一本化する政府の方針については、延期や撤回を求める声が72.1%。少子化対策の財源をめぐり、具体策を年末に先送りしたことについては、72.7%が「納得できない」と回答しています。 Q:G7で得た支持を、一気に失った形となっていますが、、、? 鈴木哲夫さん⇒来年は増税議論になるその前の秋。この夏に人事。そして外交で支持率を上げる? 解散のもう一つは 来年の4月(春)もあり得る。

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