台風被害から4カ月…八丈島特産「うみかぜ椎茸」が復活 被災・断水を乗り越え…

(地域・まち - 2026年02月12日 20時30分)

東京・伊豆諸島の八丈島などを襲った台風による被害の発生から4カ月がたちました。今も島のさまざまな分野で復旧作業が続く中、被災してから事業が中断していた八丈島の特産品・シイタケ農場で収穫が再開されました。 八丈島で特産のシイタケを育てる大沢竜児さんは、八丈島の潮風を受けることで成長が良くなり風味が増すという「うみかぜ椎茸(シイタケ)」を10年以上かけて開発・生産してきました。しかし去年=2025年10月に島を相次いで襲った台風で、2つある農場のうち1つは全壊し、もう1つも断水によって、シイタケを育てる土台となる「菌床」が全て使えなくなりました。当時、大沢さんは「ここをやるかどうか、継続できるのかというところから考えて、これを直すのに相当お金がかかる」と話し、事業を断念することも考えたといいますが、クラウドファンディングで資金を集めるなど再開に向け、少しずつ歩みを進めていました。 「八丈島の味をもう一度」とうみかぜ椎茸のファンから寄せられた支援のおかげで、使えなくなった菌床を入れ替えることができ、1月になってようやく再収穫にこぎ着けました。大沢さんは「だいぶ片付けて新しい菌床の入荷準備、棚を洗ったりして、ようやく1月7日から新しい菌床が入った」と説明し「オーダーを待っていたお客さまがおかげさまでかなりいた。飲食店を展開している人は『うちのシイタケじゃなきゃ駄目』と言ってくれた。そういう言葉が励みになって、なんとか頑張ることができた」と話します。 再び収穫できたシイタケは現在、島内のスーパーや飲食店に卸しているほか、オンラインショップでの販売も再開できました。こうして島の特産品はよみがえりましたが、まだ課題は山積しています。農場は生産を始めた10年前の規模に縮小し、観光客でにぎわっていたシイタケ狩りも中止されたままです。大沢さんは「八丈島は観光の島でもある。私のファームが担ってきた役割は、少しでも観光の役に立てればというところ。八丈島の観光のためにも(シイタケ狩りなども)復活させたいと強く願っているところなので頑張りたい」と話しています。 農場ににぎやかな声が響く日まで大沢さんの奮闘が続きます。

https://s.mxtv.jp/mxnews/amp/mxnews_46513120.html

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