京王線ジョーカー裁判「自殺願望で死刑に」

(事件・事故 - 2023年07月18日 20時10分)

おととし10月に京王線の車内で、乗客を刺したとして殺人未遂などの罪に問われた男の裁判です。男は長年付き合っていた交際相手が破局後に結婚していたことを受け、「自殺願望を持ち、死刑になりたいと思った」などと動機を語りました。 この裁判はおととし10月、京王線の電車内で70代の男性をナイフで刺してけがを負わせ、車内に火を付けて別の乗客らを殺害しようとしたとして、無職の服部恭太被告・26歳が殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われているものです。 事件当時「ジョーカー」の仮装をしていた服部被告が、きょう(18日)の被告人質問で犯行の動機を語りました。 (服部被告)「自分の存在価値が分からなくなり死にたいと思った」 服部被告はおよそ9年間付き合っていた交際相手の女性と破局し、その半年後に女性が別の男性と結婚した情報を知り、「自殺願望を持ったが自分では死ぬことができないため、死刑になるため人を殺すことを計画した」と述べました。 また、人気映画「バットマン」シリーズの悪役ジョーカーをイメージしていたと認め、「人の命を何とも思っていないように見えた。目標としてジョーカーになりきろうと思った」などと話しました。

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