防犯カメラ設置義務化へ 鉄道事業者が了承

(その他 - 2023年06月14日 20時00分)

鉄道車両への防犯カメラ設置の議論が進んでいます。国土交通省はきょう(14日)鉄道事業者や専門家らと意見交換を行い新幹線や三大都市の路線の新型車両を対象に防犯カメラ設置の義務化をすすめる方針を固めました。 きょう(14日)警視庁とJR東日本が行った合同訓練…大宮駅から上野駅の間を走行する新幹線内に不審なカバンが放置されたという想定で訓練として警備犬による捜索や不審物の処理を行いました。警視庁は「いざという時に的確に対処できる対応を作っていきたい」と話しています。鉄道の安全を守るための動きはこちらでも…国土交通省はきょう(14日)鉄道事業者や専門家を交えた検討会を行いました。そこで大きな議題の一つとなったのが… 鉄道局 奥田技術審議官:「防犯カメラの義務化については引き続き継続の審議という状況」 鉄道車両内の防犯カメラ設置義務化です。検討のきっかけとなったのは約2年前…小田急線と京王線で起こった2つの傷害事件です。 この事件をきっかけに鉄道各社は防犯カメラの設置をすすめ、JR東日本と東急電鉄ではすでに全車両に搭載するなど取り組みが進んでいます。防犯カメラの設置について街の人は… 「賛成です。」「いざ何かあった時に、やっぱり確実に分かる方法として、防犯カメラがあったらすぐ確認できるし、絶対あった方がいいと思います。」 「痴漢の予防になりますし、痴漢冤罪の予防にもなると思うので全然私はありだと思います。」「個人情報が守られるように使われるのであれば、いいのかなというふうに思います。」 きょう(14日)行われた検討会では国交省から鉄道の運輸規程において「鉄道車両内に防犯カメラを設置すべき」との新たな規定を追加する案が示され出席した鉄道事業者すべてがこれを了承したということです。また運行形態や利用状況などをみて国土交通大臣が認める場合には適用を除外するということです。今後、国交省は改正案をまとめて市民からの意見も募集し参考にしたうえで施行に向け動いていく方針です。

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