加熱するトレカの現状

(ビジネス - 2023年06月13日 20時00分)

カード販売店での強盗被害が相次ぐなど、過熱するトレーディングカードの人気ぶりを、小松さんお願いします。 「トレカ」と略されるトレーディングカードの国内の市場規模を見てみますと、昨年度は2350億円に迫るほどで、前の年から500億円以上伸びています。この金額というのは、メーカー希望小売価格がベースとなっていますので、VTRでもあったように、1億円を超えるプレミアが付くカードもありますので、それも加味すればいくらになるのか想像もつきません。こうした人気をうけて都内では秋葉原を中心にカード専門店が増加していまして、カード店で使う店頭システムの運用・導入の支援を行う企業の菊地さんによりますと、新規出店の問い合わせが1年前の同じ時期の2.7倍となっていて、今後も出店する企業は増加しそうだということです。高額な商品を扱っていますので、しっかりとした防犯対策が必要になりますね。そうした値段の高騰を招いている一因が、商品を買い占めて高値で転売するいわゆる転売ヤーです。その転売ヤー対策について高額で売買されているポケモンカードの発売元とフリマアプリのメルカリが共同で声明を発表しました。ポケモン側は、最新作では受注生産を行うなど純粋にゲームを楽しみたい人の手元にカードが届くように工夫をしていくとしています。一方、メルカリ側は、現在確認されている偽造品などの詐欺まがいの出品に対して削除対応をしていくということです。

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