2日連続で倒木…花見の名所・世田谷区の砧公園 専門家「この時期注意を」
東京・世田谷区の砧公園で3月7日と8日の2日連続で木が倒れ、1人がけがをしました。専門家はこの時期ならではの倒木の危険性に警鐘を鳴らしています。 世田谷区の都立砧公園で2日連続で倒木が発生しました。公園西側のエリアで3月7日、高さ10メートルを超えるサクラの木が倒れ、70代の女性が下敷きになりました。女性は軽いけがをし、駆け付けた救急隊がチェーンソーで木を切断して女性を救出したということです。そして翌8日、公園東側に位置する駐車場付近で高さ25メートルほどのヒマラヤスギの木が倒れ、駐車中の乗用車2台に当たりました。けが人はなく、車体がへこんだりガラスが割れたりする被害もありませんでした。 近隣住民の中には「子どもの頃から遠足とか頻繁にここに来ていた。寂しいですね。これだけ大きな木が倒れるのは、他の木は大丈夫かなと思う。それで閉鎖になるのも悲しいですけれど」と話す人や「びっくりした。こんなに大きな根っこの木が…。友達もワンちゃんもよくここを歩くので(倒木時に)いっぱい人がいたらと思うとぞっとする事故」と話す人もいました。 ゴルフ場として活用されていた土地を整備しおよそ70年前に開園した砧公園は、広大な芝生とともにサクラの木も800本以上あり、花見スポットとしても親しまれてきました。地域の憩いの場所で10メートルを超える木がなぜ相次いで倒れたのでしょうか。これについて樹木医の和田博幸さんは「倒れた根を見ると根株の上の方の根が腐朽している。いまは根から水が吸い上がっている時期なので、枝葉の重量も増えている時期。風による力で、今まで耐えられていたのが腐朽が進んでいたことで耐えられなくなって倒木した。そういうことでは共通している」と指摘しました。 砧公園では毎日、職員による目視の巡回点検を行ったり、年に4回、有資格者による点検を行ったりしています。しかし樹木医の和田さんは「点検の精度を上げる必要がある」と指摘し「特に歩道や広場周りで傾斜している木や通常よりも安定していないような木に対し、今以上の点検が必要になると思う」と話しています。 砧公園事務所の担当者は、原因を調査するとともに今後の対応について慎重に検討すると話しています。
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