都知事選 最後の金曜日は猛暑の中「熱戦」/Tokyo Gubernatorial Election Decisive Friday: Heat of the Summer Heat

(都政 - 2024年07月05日 20時00分)

東京都知事選挙の投開票=7月7日が迫ってきました。最後の金曜日となった5日は東京都心が猛暑日となる中、候補者がラストスパートをかけ、熱のこもった政策をぶつけ合う論戦を繰り広げました。 現職の小池百合子さん(71)は新宿駅前で新宿区の吉住区長と街頭演説に立ち、区と連携して街の発展をしていくと訴えました。小池さんは「新宿区と東京都が連携を取りながら、さらに住みよい、学びやすい、育てやすい新宿にしていきたい。おいしい新宿にしていきたい」と訴えました。そして、演説の最後には迫る投票日に向けて「いよいよ七夕選挙。迷うことなく小池百合子と書いてもらい、皆さまから金メダルを頂戴したい」と述べ、自身への投票を力強く呼びかけました。 有楽町駅前で「若者を徹底的に支援をする東京都をつくっていきたいと約束します」と演説を行ったのは前参院議員の蓮舫さん(56)です。最も力を入れて訴えたのは公約に掲げる“若者の手取り増”です。蓮舫さんは「若者を中心に徹底支援する。子ども、若者、現役世代、シニア、好循環の東京を私は絶対につくっていきたいと思っている」と訴えました。この日は共産党の志位議長が応援に入り、「都民の皆さんを包み込んで一緒になって前進する蓮舫さんのような人が知事にふさわしいのではないか。共産党も頑張り抜くことを約束する」と述べて、終盤戦も党を挙げて応援するとアピールしました。 広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二さん(41)は「平日はきょうがラスト。皆さん最後の最後に石丸伸二に出会えたわけです」と「ラストスパート」を強調し、都内10カ所以上を回りました。石丸さんは「一丁目一番地は政治再建、見える化・分かる化です。これを私がやってみせます。この選挙がチャンスなんです。これまで政治に期待していなかった人こそ、ここに懸けるべき。都民の本気に期待しています」と訴えました。演説を終え、暑さで座り込むシーンもありました。 午前8時半すぎ、すでに気温が30℃となる中、元航空幕僚長の田母神俊雄さん(75)は都庁前でと演説し「私はこの減税によって特に若い人たちの暮らしを楽にする」と訴えました。先週までの演説時間のおよそ2倍となる40分もの間、若者支援などを熱弁しました。そして前日も若者への支援を広げようと、初挑戦のラップで「都知事になったらまず、都民税を減税、若者皆さんの収入アップ」と公約を訴えました。 <過去最多56人が立候補> 都知事選には過去最多の56人が立候補しています。現在、都内の300カ以上に期日前投票所が開設されています(一部投票所を除き、6日まで)。都知事選挙の主な争点には災害対策、少子化対策や物価高対策のほか、小池都政2期8年への評価などが挙がっています。都知事選の投開票は7月7日に行われます。 <7日に投開票「首都の顔」決める戦いは?> 56人が立候補する今回の都知事選の注目点、さらに国政政党である自民・公明が小池さんを、立民・共産などが蓮舫さんを支援し、事実上の与野党対決の構図となっていることについて、ジャーナリストの鈴木哲夫さんに話を聞きました。動画でご覧ください。 ■東京都知事選挙 立候補者(届け出順・敬称略) 野間口翔(36)/澤繁実(47)/大和行男(46)/木宮光喜(71)/小池百合子(71)/内海聡(49)/石丸伸二(41)/小野寺紘毅(79)/新藤伸夫(75)/竹本秀之(68)/桜井誠(52)/ドクター・中松(96)/安野貴博(33)/清水國明(73)/AIメイヤー(51)/桑原真理子(50)/後藤輝樹(41)/河合ゆうすけ(43)/福本繁幸(57)/黒川敦彦(45)/桑島康文(62)/田母神俊雄(75)/蓮舫(56)/内藤久遠(67)/内野愛里(31)/石丸幸人(51)/尾関亜弓(43)/小松賢(36)/加賀田卓志(47)/福永活也(43)/犬伏宏明(48)/武内隆(61)/遠藤信一(59)/上樂宗之(45)/二宮大造(53)/中江友哉(32)/舟橋夢人(58)/山田信一(53)/加藤英明(65)/草尾敦(55)/津村大作(50)/横山緑(46)/前田太一(38)/南俊輔(39)/福原志瑠美(41)/木村嘉孝(49)/三輪陽一(42)/松尾芳治(46)/穗刈仁(57)/小林弘(49)/加藤健一郎(74)/ひまそらあかね(41)/向後真徳(62)/牛窪信雄(51)/古田真(77)/アキノリ将軍未満(37)

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