“刷新か後継か”武蔵野市長選 新人2人の一騎打ち/白井記者解説
武蔵野市長選挙が告示され、新人2人が立候補しました。 立候補しているのはどちらも無所属・新人で元市議会議員の▼小美濃安弘さん(61)と▼笹岡裕子さん(37)の2人です。 松下玲子前市長の辞職に伴って行われる今回の選挙…松下市長の後継候補と、市政の刷新を訴える候補との一騎打ちとなっています。 小美濃安弘氏:「邑上市政・松下市政と18年間、まず街づくりがまったく進んできませんでした。」 自民党・公明党が推薦する小美濃安弘さんは松下市政からの刷新を訴えています。 小美濃安弘氏:「まだまだまだまだ実は将来にわたって問題点が山積しているのが武蔵野市なんです、それを市長として立て直すために手を上げさせていただいた。」 小美濃さんは市議会議員を6期務めたベテランで、「武蔵野を立て直す」として、災害に強い街づくりを目指します。 笹岡裕子氏:「私が思いのバトンを受け取って、きっちりと責任をもって、子どもたちの世代につないでいきたい」 立民・共産・れいわ・社民などが支持する笹岡裕子さんは松下前市長の後継候補として出馬しました。 笹岡裕子氏:「もっともっと前を向いて、決して時計の針を戻すことなく、古い政治に戻ることなく、未来志向の街を皆さんとともに作っていきたい。」 元市議会議員の笹岡さんは自身の子育てと介護の経験から、「やさしいまち、つながるまちへ」を掲げ、幅広い世代を地域で包括的に支援できる街を目指します。 ///// ここからは武蔵野市長選を取材する白井記者に聞きます。まず、今回の選挙の構図はどのようになっていますか? 保守勢力のベテラン政治家の候補と革新勢力の女性候補という、対称的な構図…この地域の選挙で続いていた「土管戦争」の再来と見られる様相。この地域の衆院選では自民党の土屋正忠元議員と民主党系の菅直人元総理による、長い対立が続いてきました。2人の頭文字をもじって「土管戦争」と呼ばれていた。 今回の市長選では小美濃さんの陣営に土屋元議員、笹岡さんの陣営に菅元総理が入り、この2人の代理戦争という見方もできそう。 国政では自民党の裏金問題の影響が広がっていますが、陣営の対応はどうですか? 小美濃陣営としては国政の問題の影響を抑えようと土屋元議員の知名度を活用し、支持を固めようと動いている。 笹岡陣営は菅元首相が自民批判を行い反自民票を取りに行く一方、笹岡さん本人は批判は極力せず、保守層も取り込んでいく考え。 鈴木さんはこの武蔵野市長選をどうみていますか? ⇒鈴木哲夫さんのコメントは動画でご確認ください。 投票は今月24日、日曜日で即日開票されます。
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