小池知事が始球式で全治2カ月の骨折 定例会見中止など公務にも影響/Governor breaks bone for 2 months after first pitch

(都政 - 2024年08月07日 20時00分)

東京都の小池知事がプロ野球の始球式で膝の関節を剥離骨折し、全治2カ月と診断されました。8月9日に予定されていた知事会見が中止となる事態となっていて、今後の都政運営への影響が懸念されています。 神宮球場で6日夜に行われたプロ野球・ヤクルト-阪神戦の始球式に登場したのは3期目が始まったばかりの小池知事でした。小池知事はマウンド上で勢いよくボールを投げましたが、その直後、バランスを崩します。球場の観客には笑顔で応じましたが、マウンドを後にする時には足を引きずるような様子を見せました。東京都によりますと、その後、都内の医療機関を受診した結果、診断は「左膝関節の剥離骨折で全治2カ月」だったということです。 一夜明け、思わぬけがのため、公務に影響が出ています。7日は小池知事が出席する予定だった、国の予算編成に向けて東京都から公明党に協力を要請する会合が延期になったほか、9日の知事会見も中止になりました。当面、知事は登庁せず、テレワークで対応を行う見込みだということです。 <知事が膝を骨折 公務への影響は?> 小池知事の予想外の骨折によって、都庁の関係職員は今後の知事のスケジュール調整に追われています。都政への影響についてまとめました。 7日夕方、小池知事は国の予算編成に向けて公明党への協力要請を行う会合に出席する予定でしたが、急きょ延期となりました。また、9日に控えていた定例会見については「安静が必要」として中止が決まりました。そして、もともとは8日以降も連日、公務での式典への出席が予定されていました。10日には墨田区で行われる「ボッチャ選抜甲子園の開会式」に、11日は祝日「山の日」を記念する式典、12日には「昭島市制70周年の記念式典」に出席する予定でしたが、今回の骨折によって、担当者は調整に追われているようです。ただし15日に予定されている「東京都戦没者追悼式」には出席する予定だということです。けがの回復状況によっては9月から始まる都議会への影響も懸念されます。 都の担当者によりますと、今回の始球式については主催者側が都側にオファーし、来年=2025年に東京都で開かれる世界陸上とデフリンピックの告知も兼ねて参加したということです。

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