消費者心理に変化も…次の「ヒット商品」は? 生活スタイルは「賢堅消費」
ウィズコロナ、アフターコロナの時代に流行するものはどのようなものになるのでしょうか。雑誌「日経エンタテインメント」の創刊時の編集長で、現在は日経BP総研の客員研究員を務める品田英雄さんと共に考えます。動画でお楽しみください。 まず、2022年上半期に実際に「売り上げが伸びているもの」を見てみます。調査会社のインテージがスーパーやドラッグストアなどの売り上げデータを基に、1月から5月の売り上げが前年に比べて伸びている「商品カテゴリー」をランキングしたものによりますと、1位は「オートミール」で、2021年の2.5倍、コロナ流行前=2019年と比べると13.5倍の売り上げになっています。背景には健康需要の高まりがあり、9位に「乳酸菌飲料」もランクインしています。行動制限がなくなり外出が増えたことで、これまで売り上げが落ちていた反動で3位に「酔い止め」、10位に「日焼け止め」がトップテン入りしています。 他にも「コロナの影響で暮らしの変化があったか」調査したものによりますと(2022年4月・15~69歳の8000人・インターネット調査・インテージ調べ)、自宅で過ごす時間が増え、自炊をしたりテイクアウトをしたりする人が増えています。家族と過ごす時間が増えている一方で、友人や知人と会う機会は減っているようです。こうした調査結果からインテージ生活者研究センターの田中宏昌センター長は、消費者の間で「失敗のない賢い買い物をしたい」、そして「無駄を省き、堅実な暮らしを送る」という「賢堅(けんけん)消費」のスタイルが広がっていると分析しています。 「賢堅消費」の具体的な特徴としてはまず、買い物で失敗したくないという心理が働き、品質やブランド、あるいは機能性を重視する傾向があり、昔からの定番商品の人気が高まっているという点が挙げられます。2つ目に、健康・美容への関心が高まって、自分への投資が活発になっているということです。シャンプーや歯磨き粉などで高価格帯の商品の売り上げが伸びているというデータがあります。そして3つ目が「家で過ごす時間が増えている」ことから「家事の負担も増えている」と感じているようで、家事の負担を減らす「時短」を売りにした商品などの人気が高まっています。
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