都内6日ぶりの猛暑日 暑さ復活/敷波気象予報士解説
梅雨が開け…危険な暑さが再び戻ってきました。きょう(24日)の都内は各地で6日ぶりの猛暑日となりました。今週はあす(25日)以降も最高気温が35℃を超える日が連日予想されています。梅雨が明け本格的な夏の到来となりそうです。 おととい(22日)梅雨があけた関東地方…都内には6日ぶりに危険な暑さが帰ってきました。 「銀座に来ています。手元の温度計は35℃を指しています。。強い日差しが照りつけています。街の方は日傘をして暑さをしのいでいるようです。」 きょう(24日)の都内の最高気温は都心で35.7℃と猛暑日を記録…。さらに練馬で35.7℃羽田で35.1℃と23区内で相次ぎ猛暑日となりました梅雨が明け戻ってきた再びの暑さに街の人からは… 「苦しい暑さですねすごく。外にいても中にいてもやっぱり疲れが取れないような暑さだと思います。」「なんかいつの間にか梅雨あけてたんですね。もともと全然雨降ってなかったんであけたの気づかなかったです。」 東京消防庁によりますときょう(24日)午後3時の時点で10歳から90歳までの男女24人が熱中症の疑いで病院に搬送され、そのうち50代の男性1名が重症だということです。今週は都内の各地でこの先も35℃を超える危険な暑さが予想されています。 ///// 今週は熱中症に厳重に警戒してください。 早速、最高気温を見ていきますと…練馬ではこの先1週間、猛暑日が続く予想です。都心では木曜日にかけて猛暑日でそのあとも35℃近い日が続きます。今週は夏空が続いて、暑さが和らぐ日がない、ということなんです。 Q:こうなると…夜も気温はあまり下がらないんでしょうか? 最低気温も見ていきましょう。都心や練馬は、熱帯夜が続きます。これはヒートアイランド現象も影響していると考えられます。昼だけでなく、朝晩も熱中症のリスクが高まりますし、この夏の、ひとつの暑さのピークになる可能性もあります。自身の熱中症対策はもちろんのこと、子供や高齢者への声かけも行って熱中症を予防してください。 Q:こんなに猛暑日や熱帯夜が続く要因ってあるんでしょうか? 今週の暑さについては、実は台風が要因の一つになっています。というのも…現在、台風5号が北上していて、都内に直接の影響はありませんがこの台風が、日本付近の太平洋高気圧を強める役割を果たしているんです。台風は強い上昇気流でできていて、一方高気圧は下降気流でできています。上昇した空気は周辺で下降しますので台風が発達すると、下降気流を強めて、高気圧の勢力が強まるんです。都内は今週、強い勢力の高気圧に覆われる日が続きそうです。暑さに厳重警戒してください。
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