週末の天気と注意点を敷波気象予報士解説
きょう(18日)は一段と暑くなりました。練馬や八王子、青梅で35℃越え…都心は34.6℃と猛暑日に迫りました。都心はきょう(18日)まで44日連続で30℃以上となっていまして連続真夏日日数の記録を更新中です。 そしてこの土日も猛暑日が続く予想です。熱中症も心配ですが、もうひとつ気を付けて欲しいのが食中毒です。 こちらをご覧ください。東京都の先月までの食中毒の患者数は、去年の同じ時期に比べて倍以上になっていて去年1年間の人数をすでに超えているんです。東京都の担当者によりますと、感染力の強いノロウイルスによる食中毒が多くなっていて、さらに統計にカウントされない食中毒を疑う事例の報告が増えているように感じるということです。 発生件数がほとんど変わらないということは1回の食中毒で集団感染する人数が増えているということですよね。 今年の異常な暑さも影響しているかもしれません。都心では、年間の猛暑日日数がすでに19日で観測史上最多、7月の日中と夜間の平均気温が28.7℃と観測史上最高を記録するなど前例のない暑さとなっています。食中毒というのは原因となる菌などが体内に入ることで発生するんですが、そうした菌は20℃から50℃で一気に増殖することがわかっていますから、気温が高い中で食品を放置していると食中毒のリスクが高まります。そして食中毒の原因菌は無味無臭のものがほとんどなので繁殖しても気づきにくいんです。 作り置きもしたいですが注意が必要ですね。 夜も気温が下がらないですから寝かせる時は冷蔵庫にしまうようにしてください。そして週末バーベキューなど屋外で食事をする人も多くなるのではないでしょうか。そんな時、気を付けていただきたいのがこちらです。ノロウイルスなどはアルコールに強いので、食べる前や調理する前は流水とせっけんで手を洗いましょう。そしてテイクアウトしたお弁当はすぐに食べましょう。バーべキューでは生ものはしっかりと火を通して、トングと箸を使い分けるようにしてください。
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