「人を殺したくて」代々木の路上で女性を切り付けか、19歳男を現行犯逮捕／19-year-old man arrested for wanting to kill someone.

東京・渋谷区の路上で歩いていた女性を包丁で切り付けてけがをさせたとして、中国籍の19歳の男が現行犯逮捕されました。男は「人を殺したくてやった」と供述しています。 警視庁によりますと9月5日午後11時半ごろ、渋谷区代々木の住宅街で20代の女性が歩いていたところ、突然、男に刃渡り18センチほどの包丁で後頭部や腕を切り付けらました。現場付近には設置された防犯カメラは、逃げる女性を執拗（しつよう）に追いかけ、刃物のようなものを振り回し、倒れた女性の後頭部付近に何度も振り下ろす男の姿が写っていました。その後、通行人とみられる男性が現れると、女性は男の隙をみて逃げ出しました。そして、現場から50メートルほどの離れたコンビニに逃げ込んで助けを求めました。女性は全治不明のけがをして病院に搬送されましたが、意識はあるということです。現場近くの路上には今も広い範囲で生々しく血痕が残っています。 騒ぎを聞き、外に出たという近隣住民は「包丁が落ちていて血痕がすごくあった。刺された女性は（コンビニ内に）いた。べったりと倒れていた」と当時の状況を話し「びっくりどころじゃない。自分がその場にいたら人間、誰も何もできないのかなと思った」と話しました。 警視庁は、現場に立っていた中国籍の男（19）を傷害の疑いで現行犯逮捕しました。男と女性に面識はないとみられ、調べに対し「人を殺したくてやった」と容疑を認めているということです。警視庁が詳しい状況を調べています。