京王線乗客刺傷「ジョーカー」初公判 電車内の刺傷認める 放火の殺意は否認

(事件・事故 - 2023年06月26日 13時05分)

一昨年10月、走行中の京王線の電車内で乗客をナイフで刺し車両に火を付けたとして殺人未遂などの罪に問われた26歳の男の裁判員裁判の初公判がきょう(26日)開かれ、男は乗客を刺したことを認めました。 起訴状によりますと無職の服部恭太被告26歳は一昨年10月、調布市内を走行中の京王線の電車内で70代の男性の胸をナイフで刺し約3カ月のけがを負わせライターオイルをまいて火を付けて乗客らを殺害しようとしたとして殺人未遂などの罪に問われているものです。きょう(26日)東京地裁立川支部で開かれた初公判で服部被告は男性を刺したことを認めました。しかし弁護側は火を付けたことを認める一方で「殺意の成立に争いがある」と述べました。捜査関係者によりますと「仕事で失敗し友人関係もうまくいかなかった。人を殺して死刑になりたかった」と話していたということです。

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