足立区長選挙　現職と新人の女性一騎打ち

任期満了に伴う足立区長選挙が行われていて、現職と新人による女性候補２人の一騎打ちとなっています。災害対策やＬＧＢＴ対応を巡り舌戦が繰り広げられています。 近藤弥生氏：「きめの細かい感覚と将来を見通す大胆さをもって、この５期目の選挙に果敢に堂々と挑戦していきたいと思う。」 自民党・公明党が推薦するのは現職の近藤弥生さんです。近藤さんはこれまでの4期16年の区政運営の実績を掲げ、進めてきた治安対策により刑法犯の認知数が減っていることなどをアピールしています。そして、5期目には地震や水害などの災害対策に注力するとして、耐震化への上乗せ助成や備蓄の増強を図る考えです。 近藤弥生氏：「昨年１０年ぶりに東京都が震災直下型の想定を見直して、足立区は残念ながら亡くなられる方の人数　壊れる家の数が２３区で最多となっている。」「命を守る・財産を守る震災対策を訴えていきたい」 西山千恵子氏：「足立区をきれいにしていきましょう、足立区を変えていきましょう、足立区に新しい風を起こしましょう。」 共産党・社民党が推薦するのは新人の西山千恵子さんです。西山さんは大学の非常勤講師などの学識経験をもち、ジェンダー平等や人権尊重などの実現を目指しています。2020年に足立区議会で議員からＬＧＢＴへの軽視発言があったことから、西山さんは区議会を中心にＬＧＢＴへの理解を深めていく考えです。 西山千恵子氏：「隠れて色々苦しんで、学業が中断されたり、仕事で行き詰ってる、そういう人もももっといるわけだ」「足立区を区議会から変えていかないとと思う。」 足立区では区長選と共に区議会議員選挙も行われていてどちらも21日に投開票となります。