早くも熱中症対策…東京タワーに無料の休憩所「クーリングシェルター」
東京都心は5月14日も午後から日差しが出て最高気温が26.3℃となり、2日連続の夏日となりました。 街の人からは「暑いですよね。服の中は汗だく。家に年寄りもいてだんだん水分を取るのができなくなってきているので心配」「熱中症が怖い。子どもがまだ話せないので、暑いか寒いかを肌や顔色で判断しなければいけない。怖いな、不安だなと思う」といった声も聞かれました。 この先のさらなる暑さへの懸念の声が上がる中、東京タワーでは今週から「クーリングシェルター」の取り組みを開始しました。クーリングシェルターとは冷房設備のある施設を無料開放するもので、東京タワーでは前年=2024年より2カ月ほど早く、施設内のおよそ100席を開放しています。東京タワーの担当者は「外に出歩いた際、少しでも暑いなと感じたらすぐにでもうちで休んでもらい、より良い形で利用してもらえれば」と話しています。これに対し、利用者からは「5月から開設してもらえるのは私たちみたいな高齢者は本当に助かる」「温度も座席もとても快適。開放的で涼むのにとてもいいですね」など、歓迎の声が多くありました。 <お中元商戦“ひんやりグルメ”増 去年は酷暑で売り上げ好調> 一方、厳しい夏の暑さを乗り切ろうとする動きはお中元商戦でも見られます。 日本橋高島屋で行われたお中元の試食会では、アイスクリームや凍らせて食べるチョコレート、冷製デリなど、冷やして味わうさまざまなグルメが並びました。高島屋の担当者は「暑い夏は食欲も落ちる。どんなものが喜ばれるのかニーズを考えた時、ひんやりフード、ひんやりスイーツが喜ばれると考えた」と話しました。 高島屋では去年のひんやりグルメの売り上げが前年に比べておよそ1割伸びたことを受け、今年は在庫数を増やして対応するということです。
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