“ブタ”と庁内ネットワークに書き込み 澤田副区長が誹謗中傷 被害の区議らが会見

(都政 - 2023年08月07日 20時00分)

渋谷区のナンバー2が区議にパワハラです。渋谷区の澤田伸副区長が渋谷区議に対し庁内のネットワーク内で誹謗中傷などを行っていたことが明らかとなりました。 渋谷区小田浩美区議:「本日は渋谷区副区長澤田伸氏による我が会派の新人女性議員くわずるゆきこ議員への誹謗中傷 プライバシーの侵害 そして脅迫を示唆する言動等 不適切で重大な問題について公表させていただきます」 きょう(7日)会見を行ったのは渋谷区議会の議員4人で区議によりますと渋谷区職員から内部告発があり澤田副区長が庁内の100人以上が見ることの出来るネットワークの中で渋谷区の桑水流議員について「桑ブタ」や「早めに封じておかないとね」などと書き込み誹謗中傷などを行っていたことが分かったということです。 渋谷区桑水流弓紀子区議:「内部告発があった日、事実と考えるにはあまりにひどい内容に驚き衝撃を受けてストレスから体調も不調をきたし/悲しみや腹立たしい気持ちで一睡も出来ませんでした」「私が副区長によって精神的なダメージを負い現在も苦しんでいることは是非知っていただきたい」 これについて渋谷区は指摘された副区長の言動があったことを概ね認めていて長谷部区長は副区長に対し注意を行ったということです。また副区長は桑水流議員本人への謝罪の意志があるということです。会見した区議は渋谷区に対し調査委員会の設置を求め区長の任命責任も追及していくということです。 ///// 今回、誹謗中傷などを行ったのは、今年64歳になる渋谷区の澤田伸副区長です。長谷部区長の民間企業時代の元上司で、区の幹部によりますと、能力は高いという評価を得ている人物になります。 その澤田副区長は、今年6月から7月にかけて、職員約100人が閲覧可能な、庁内のネットワーク内で、区議などへの誹謗中傷を書き込んでいました。 その書き込みがこちらです。「国民民主の桑ブタは早めに封じておかないとね」や、こちらでは豚のイラストも使用して、特定の区議に対して誹謗中傷しています。これに返信する形で、担当部長も「よく喋ります」と応じていて、組織として常態化していることが、伺えます。 また、区議会の環境委員会に対しても、「バカの集まりになってますな」と、誹謗中傷する書き込みをしていました。 今回の問題は、今月2日に区職員から区議側に内部告発があり発覚。区議側は4日に、問題の調査を長谷部区長に求め、その際に区長は、「隠しようがないので隠しません」と事実を認めたということです。そして、きょう(7日)になり、澤田副区長が区議側に謝罪があったということです。渋谷区としては、現時点で副区長への処分は考えていないということです。

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