アメ横&築地…年末の大混雑 独自の安全対策“DJポリス”や「観光での来場控えて」呼びかけも

(ビジネス - 2025年12月26日 21時00分)

クリスマスが終わり、新年への準備が本格化する中、東京都内のアメ横商店街、築地場外市場などでは大勢の買い物客でにぎわっています。 台東区のアメ横商店街は、この日も朝から食材を求める多くの人でにぎわっていました。マグロを扱う店からは「8000円のマグロ、お客さんかわいいから1000円でいいよ」「うちは盛り上がってるよ。安くて評判。すみませんね、あんまり安過ぎて」と威勢のいい声が響きました。また、別の店は「数の子は1000円。(物価高でも)大丈夫。頑張ります、薄利多売で」と話していました。 去年の年末は5日間で180万人以上が訪れたという、にぎわうアメ横商店街の中に、赤い服を着た人たちの姿がありました。アメ横商店街連合会の高山政弘副会長は「われわれはアメ横商店街の『アメ横DJポリス隊』。交通整理をやる担当」と説明しました。 商店街では2023年の年末から混雑の中でも安全に買い物ができるように、ベビーカーやキャリーケースの使用を控えるよう呼びかけているほか、混雑が本格化する日には交通整理なども行っています。高山副会長は「安心安全に来場者が買い物を楽しんでもらうためにも、アメ横DJポリスを続ける」と話しています。 <築地「観光控えて」異例の呼びかけ> 商店街が独自で行う安全対策は、中央区の築地場外市場でも行われています。 築地の5つの団体で構成される協議会は年末の過度な混雑を避けるため、買い物ではなく観光を目的とした来場を控えるよう、ポスターやホームページで呼びかけを行っています。築地食のまちづくり協議会の北田喜嗣理事長は「今までは『来ないでほしい』などマイナスな訴えかけはしてこなかったが 特に観光目的のツアーで大勢で来るお客さまには(来場を控える)配慮をお願いしたいというのが、今回初めて呼びかけに踏み出した目的」といいます。 築地で初めてとなる異例の呼びかけに、長年、築地で営業をする店からは「うまく、皆さんが不満のないような形でこの街に来て満足してもらえれば」といった声や「市場があった時と違って、だいぶ築地の街も変わってきた。私たちもそれに応じて対応していかないといけないと思う」などと、対応について理解を示す声も聞かれました。 この呼びかけは12月いっぱい行うということです。

https://s.mxtv.jp/mxnews/amp/mxnews_46513120.html

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