小泉新農水相、職員に「スピード感持って結果を」 コメ価格安定に向け始動

(その他 - 2025年05月22日 19時00分)

「コメは買ったことがない」と発言して混乱を招き事実上更迭された江藤前農水相の後任として、小泉進次郎衆院議員が就任しました。 5月22日午後1時半すぎ、農水相に就任した小泉新大臣が神妙な面持ちで待っていたのは、コメ失言で更迭となった江藤前大臣です。2人は業務に関する資料の引き継ぎを行いました。 午後5時すぎから行われた職員への訓示で小泉新大臣は「いま国民に最も求めれているのはコメの問題をスピード感を持って結果を出せるかどうか。全庁を挙げて取り組むことがことができる体制を共につくって、国民が求めているスピード感と強度で結果を出し、信頼回復を必ず果たそう」と述べ、省庁全体でスピード感を持って結果を出そうと呼びかけました。 前日の就任会見では「いま最も力を入れないといけないのはコメ。とにかくコメに尽きる」と述べ、自らを『コメ担当大臣だ』とした小泉大臣は、コメを安定した価格で供給することに全力で取り組むと表明しました。 小泉氏を任命した石破首相は21日の党首討論で「コメは3000円台でなければならない」と発言しました。コメの価格を5キロ3000円台にするとして、備蓄米の売り渡しを現在の一般入札ではなく、政府が任意の業者を選び契約する「随意契約」への変更を検討することを指示しました。 これについて小泉大臣は「今までの入札方法を抜本的に変え、随意契約という形で。これから詳細は詰めていくが、しっかりとコメの価格が下がるという方向性に向けた第一歩を示していきたい」と述べました。また小泉大臣は5月28日から予定していた4回目の備蓄米の入札を中止するとし、備蓄米の放出については「需要があれば無制限に出す」という方針を示しました。さらに、将来を見据えた農政改革の見直しにも意欲を見せています。小泉大臣は会見の中で「農政改革、全体としては短期ではまずコメをやって、その先に石破総理も思いを持っている『減反はやめるんだ』と。作るなという農政ではなく、意欲を持って作ってもらい、余った部分があるとしたら輸出をする」と述べました。

https://s.mxtv.jp/mxnews/amp/mxnews_46513120.html

続きを読む