小田急3人刺傷 殺意争う
(事件・事故 - 2023年06月27日 15時05分)
一昨年8月、小田急線の車内で乗客を包丁で刺して重軽傷を負わせたとして殺人未遂などの罪に問われた男の裁判員裁判の初公判がきょう(27日)、東京地裁で開かれ、男は起訴内容の事実関係を認めました。ただ、弁護側は殺意に関して一部争う方針を示しました。 この裁判は、一昨年8月世田谷区を走る小田急線の車内で乗客を次々と刺し、当時20歳の女子大学生に大けがを負わせ50代の女性と30代の男性にもけがを負わせたとして對馬悠介被告37歳が殺人未遂などの罪に問われたものです。初公判で對馬被告は起訴内容の事実関係を認めた上で、弁護側は殺意に関して一部争う方針を示しました。 一方、検察側は被告がかねて無差別大量殺人の願望を持っていたとした上で、「幸せそうなカップルやちやほやされる『勝ち組』の女性を殺したいと考えるようになった」と冒頭陳述で指摘しました。
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