女性が働きやすい職場づくりとは
「女性の活躍」が推進される中、女性がより働きやすい職場づくりに力を入れ、女性を支援しようとする企業が増えているようです。 オークファン 広報担当 尾藤紅音さん:「こちらが女性用の休憩スペースになっております」 ITベンチャー企業・オークファンの新たなオフィスに設置されたのは4畳ほどの女性専用の休憩室です。社員の約4割が女性であることから、先月末、新しいオフィスに移転したのをきっかけに、女性がより働きやすい環境づくりの一環として専用の休憩室を設置しました。 オークファン広報担当 尾藤紅音さん:「こちらにナプキンやタンポンが入っているので急に生理がきてしまっても安心できるように準備していてあとは腹痛や頭痛があるので痛み止めを2種類用意しています」 オフィス移転のプロジェクトリーダーを務めた尾藤さんが、休憩室の設置を決めた背景には、自身の経験があったそうです。 オークファン広報担当 尾藤紅音さん:「私自身生理痛が毎月重たいほうで出社した時は大丈夫だったのに急に仕事中につらくなってしまったりといったことが結構あったのでそういう時に休めるスペースがあれば女性社員も安心して出社できるかなと思いこういったスペースを作った」 「実際にベットに座ってみますとしっかりと個室になっているので人の目を気にせずほっとした気持ちになります」休憩室には、アイマスクやクッションなどもあり、しっかりと横になって体を休ませることができます。 女性社員=「ちょっとおなかが痛いときに常備薬があるので使用した」「腹痛や頭痛は私は横になって仰向けになりながら快適に過ごすことが快復につながりやすいので安心して働ける職場だと思う」 IT業界も人手が不足する中、社内の職場環境を充実させることで、人材を確保するねらいもあるということです。女性の従業員を支援する取り組みはこちらの企業でも。 医薬品や健康食品を製造・販売するアンファーが、この日開いたのは、「女性特有の健康課題」をテーマにした社員向けのセミナーでした。 この企業では女性従業員の乳がんや子宮がんなどの「婦人科検診費用」を全額負担するなど女性の福利厚生に力を入れていて、今回のセミナーもその一環です。主食、副菜、主菜、牛乳、乳製品、果物といったバランスよく食べるというのがとても重要です。登壇した医師は女性の従業員にたいし、会社内で体調不良を感じた場合、ちゅうちょせずに産業医などの医師に相談してほしいとアドバイスしました。また生理痛など女性の体調変化について、男性の従業員も含め職場全体で理解することが重要だと指摘しました。 人事部担当者: 「アンケートを実施した際に、女性だけじゃなくて実は男性からもそういったところの知識を深めていきたいという声が多くありました。(男女の)性差関係なく、体のメカニズムによって起きてしまうような不調だったりとかをお互いが助け合える、そんな環境を目指して行きたいなと思っています。」
続きを読む