“トー横キッズ”支援団体「日本駆け込み寺」事務局長をコカイン所持の疑いで逮捕
(事件・事故 - 2025年05月20日 19時00分)
東京・新宿区歌舞伎町のいわゆる“トー横”エリアに集まる悩みを抱えた若者たちの相談に応え続けてきた「日本駆け込み寺」の事務局長が、コカイン所持の疑いで逮捕されました。 警視庁によりますと逮捕されたのは新宿・歌舞伎町の若者の相談を受け付ける公益社団法人「日本駆け込み寺」の事務局長・田中芳秀容疑者(44)です。田中容疑者は新宿区大久保の路上でコカイン1袋を所持した疑いが持たれていて「自分で使うつもりだった」と容疑を認めています。 日本駆け込み寺は歌舞伎町のいわゆる「トー横キッズ」など若者からのDVや不登校といった相談を受け支援しているほか、子ども食堂の運営も行っています。 田中容疑者は2024年10月、TOKYO MXが団体を取材した際「彼女たちが困った時に相談できる場所をつくっておくことが大事。支援団体や行政など支援する機関はたくさんあるが、そこの枠組みからこぼれ落ちる人たちは必ずいる。そういう人たちが最後に来るのが駆け込み寺。悩みを抱える人たちに対してどうやって問題解決をしていくかというのが駆け込み寺の存在意義」だと答えていました。 一方で、田中容疑者と共に若者の支援活動を続けてきた共同代表の清水葵さんは「きょうで開設24年目になるが、その軌跡を全て崩されたという思いで、スタッフ全員怒りと憤りを感じている。謝罪と、そこに至った経緯、今後どのような行動を取っていくのか弁明してもらう必要がある」と怒りをあらわにしました。 田中容疑者は運営する別の支援団体で相談者の若者にも薬物を勧めていたとみられ、警視庁が捜査しています。
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https://s.mxtv.jp/mxnews/amp/mxnews_46513120.html
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