元教え子のわいせつ画像所持した罪 元中学校長 初公判で起訴内容認める
勤務先だった練馬区の中学校の校長室で、元教え子のわいせつな動画や画像を所持していたとして罪に問われている元校長の初公判が開かれ、元校長は起訴内容を認めました。 「今から、東京地方裁判所で児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われている北村被告の初公判が行われます。元校長の北村被告が何を語るのか注目が集まってます」 練馬区三原台中学校の校長だった北村比左嘉被告56歳は校長室で、元教え子のわいせつな動画や画像が記録されたビデオカメラを所持したとして罪に問われています。きょう(19日)の初公判で検察は北村被告が所持していたのは元教え子の女子生徒2名の裸が映ったわいせつな動画29点、静止画19点が記録されたデジタルカメラだったと指摘。北村被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。さらに検察は、動画や静止画が、中学校の部室やラブホテルで撮影されたものであると指摘しました。また北村被告は取り調べの際、動画を所持した理由についてこう供述していたということです。「消すのがもったいなかった」北村被告は女子生徒に性的暴行を加えてけがをさせたとして、準強姦致傷の疑いで再逮捕されていて、検察は余罪についても今後、起訴する方針です。 ///// ここからは裁判をした司法担当の牧田記者に聞きます。牧田さん、初公判では元校長の北村被告はどんな様子でしたか? グレーのスーツに白のワイシャツ姿で入廷した北村被告は、傍聴席に目を向けることなく、下を向いたまま席に座り、検察が冒頭陳述を読み上げる際もうつむいていました。起訴内容について聞かれた際も、うつむいたままでしたが、はっきりとした口調で「間違いありません」と、認めていました。 今後、裁判はどうなっていくのでしょうか? 次回の公判は、来月31日の予定で、期間が1カ月以上、空きますが、この理由としては、再逮捕された元教え子の女子生徒に対する準強姦致傷の疑いについて起訴される方針のためで、次回の公判では合わせて罪に問われることになります。 そして、北村被告が校長を務めていた中学校がある練馬区の対応なんですが、今月、児童生徒を教職員による性暴力から守るための第三者相談窓口を設置しています。
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