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動画制作講座(スクール)の
3つのタイプと選び方

2023年1月5日 更新

近年、動画制作スキルの需要の増加に伴い映像制作を仕事にしたいという方も増えており、動画制作スクールの選択肢も広がっています。

しかし、自分に最適な講座を選ぶのは簡単なことではありません。

そこで本記事では、動画制作講座の3つのタイプと選び方、よくある失敗例を紹介します。


動画制作講座の3つのタイプを簡単に比較したのが次の表です。

タイプ 通学式 オンライン式 買い切り式
講座内容の網羅性
講義の充実度
サポートの充実度
モチベーションの保ちやすさ
料金
学習スタイルの柔軟さ

それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

通学式

教室に通学して講義を受けます。動画制作のスクールはオンライン式が主流になりつつありますが、通学式にも多くのメリットがあります。

通学式の講座のメリット

  • 講師にすぐに質問できる
  • モチベーションを保ちやすい
  • 撮影・録音・音効などの機材を使用できる
  • 対面授業でニュアンスが理解できる

講師にその場で質問できるため、分からないことはその場で解決し、効率的に学習を進めることが可能です。

また、定期的に講師と対面するためモチベーションを保つのも簡単です。講座を通して同じ志を持つ仲間に出会えれば、切磋琢磨し、知識・スキルを高め合うこともできます。

さらに、撮影・録音・音効などに必要な機材の貸し出しを行っている講座なら、機材を実際に用いた学習が可能です。

対面授業なら、細かいニュアンスが理解できるため、学習内容がより定着することが期待できます。

通学式の講座のデメリット

  • 料金が高額
  • 通学に時間がかかる
  • スクールの選択肢が狭まる
  • 通学日の予定を開けておく必要がある

通学式は教室を確保するのにもお金がかかり、一度に受講できる生徒の数にも限りがあるため、料金が高額になるケースがあります。

また、生徒は定期的に教室に通う必要があり、通学に時間がかかります。

さらに、動画制作講座はオンライン式が多く、通学式のスクールは少ないため、選択肢が狭まるでしょう。

講義に参加できなかった場合、振替が可能なスクールもありますが、基本的には通学日の予定を開けておく必要があるのもデメリットです。

オンライン式

近年、オンライン式の講座は人気が高まっています。

オンライン式の講座のメリット

  • 料金が安い
  • スキマ時間に学習できる
  • スクールの選択肢が広い

オンライン式の講座は教室を用意する必要がなく、一度に多くの生徒に講義ができることなどから料金が安い傾向があります。

また、好きな時間に講義を受けられる講座も多く、スキマ時間に学習できるため、忙しい社会人に向いています。

オンライン式の講座を提供するスクールは多いため、選択肢が広く、自分に合った講座を見つけられるのもオンライン式の魅力です。

オンライン式の講座のデメリット

  • 質問した際に回答を得られるまで時間がかかるケースがある
  • モチベーションを保つのが難しい

オンライン式の講座では、チャットやメールで質問を受け付けていることが多いですが、すぐに回答が得られないケースがあります。回答が得られるまで学習が止まってしまえば、時間を無駄にすることになります。

また、オンライン式は学習するもしないも自分次第のため、モチベーションを保つのが難しいです。モチベーションを保てる自信がない場合、通学式かオンライン式を希望なら定期的なメンタリングを行っているオンライン式の講座をおすすめします。

買い切り式

買い切り式は1度だけ料金を支払えば、いつでも講義を視聴できる講座です。

買い切り式は1度だけ料金を支払えば、いつでも講義を視聴できる講座です。

  • 選択肢が抜群に多く自分に合った講座を受けられる
  • 料金が安い
  • 自分のペースで学習できる

買い切り式の動画制作講座のプラットフォームとしては有名なUdemyには、数多くの動画制作講座が存在します。その中から、自分に最も合った講座を選ぶことが可能です。

また、買い切り式は内容を絞った講座が多いため、料金が安い傾向があります。

講義を好きなタイミングで視聴できるため、モチベーションが高い方は自分のペースでどんどん学習を進めて行くことが可能です。


動画制作講座(スクール)は次の7つの軸で選ぶことをおすすめします。

  • 受講目的
  • スクールの特徴
  • 料金
  • スクールの学習方法
  • 就職・転職のサポート
  • 講師陣の実績
  • 実際に受講した方の口コミ評判

受講目的

まず考えるべきなのが、受講目的です。例えば、映像制作を学ぶ目的が映像制作会社に入ることの場合とフリーランスになることの場合では、選ぶべき講座は異なります。

スクール側はクラスを細分化し過ぎると利益に繋がりにくいため、講座の対象を「映像制作に興味がある方」というように大きく括ることが多いですが、カリキュラムを確認すると、実際にその講座が対象としている受講者像が分かるはずです。

映像制作講座の受講目的を明確にし、スクールの受講者像と照らし合わせ、受講目的に合ったスクールを選びましょう。

スクールの特徴

スクールにはそれぞれ特徴があります。また同じスクールでも複数のコースがあれば、コースごとに特徴が異なっていたり、通学式のスクールでは校舎によって講師が異なり、異なった印象の可能性もあります。

サイト上で特徴を把握した後に、実際に体験や見学をして、特徴を掴み入学前後のギャップを可能な限り抑えることで、入学を後悔するのを防ぐことが可能です。

料金

料金も重要です。スクールによって類似のコースでも料金が10万円単位で異なるケースも珍しくありません。

動画制作スクールの料金は必ずしも授業の質に比例する訳ではないことに注意しましょう。例えば、無名の講師が担当するスクールが動画制作の現場でプロとして活躍している一流の講師の講義を受けられるスクールよりも高いといったこともあります。

スクールの学習方法

学習方法が自分に合っているスクールを選ぶことをおすすめします。

例えば「自分自身でモチベーションを保つのが苦手」という方であれば、通学式のスクールの方が最後まで続けられる可能性が高いでしょう。

働きながら講座を受講するのであれば、夜間の講義があるスクールやオンライン式のスクールが合っています。

また、短期間で集中的に受講した方が身になるという方は短期集中型の講座を、あまり時間を避けないという方は長期型の講座が合っているでしょう。

就職・転職のサポート

就職・転職のサポートを行っているスクールも存在します。卒業生専用の求人サイトがあったり、ポートフォリオの添削が受けられたり、テレビ局の講座の中には優秀者はそのまま番組スタッフとして派遣してもらえることもあります。

また、講座の修了後にフリーランスとして独立することを考えている方は、案件の獲得方法を学べるのか、関係者とのコネを作れそうかという観点でもスクールを判断することをおすすめします。

講師陣の実績

講師陣の実績も重要です。例えば、YouTubeの動画編集者を目指す方向けのスクールなのに講師にYouTubeの動画編集に関する実績がなければ、現場で通用する知識やスキルが得られない可能性があります。自分が活躍したい動画制作のジャンルで実績を残している講師がいるスクールを選びましょう。

実際に受講した方の口コミ評判

どれだけ優れたスクールと喧伝していても、実際に受講した方の口コミ評判が悪い場合には避けることをおすすめします。公式サイト上の卒業生の声といったサービスの運営側でコントロールできる口コミではなく、Twitterの口コミなど、中立の立場での口コミを参考にしましょう。


動画制作講座(スクール)選びでよくある失敗が3つあります。

  • レベルが自分に合わなかった
  • 動画編集ソフトの使い方を理解してもゼロから映像作品を制作できない
  • 学習が継続できなかった

失敗しないためにも、失敗例を参考にしましょう。

講義・他の生徒のレベルが自分に合わない

1つ目の失敗例は、講座のレベルが自分に合わなかったというものです。

動画制作講座は未経験の方でも受講できますが、最低限のIT知識が必要だったり、動画制作経験がある生徒が多かったりとレベルが自分に合わない可能性があります。

特に通学式の場合、講師は生徒に講義のレベルを合わせる必要があるため、周りのレベルが高いと、理解できないまま講義が進んでしまうといった可能性があります。

動画編集ソフトの使い方を理解してもゼロから映像作品を制作できない

動画制作スクールで多いのが、動画制作を学びたかったのに、動画編集ソフトの使い方がメインで動画制作の一部しか学べなかったという失敗です。

動画制作を仕事にするのであれば、動画編集だけでなく企画、照明、録音など、様々な知識とスキルを身につけることで講座の修了後により多くの活躍の機会を得ることができます。

学習が継続できなかった

学習が継続できないのには、2つのケースが考えられます。

1つ目はモチベーションを保てなかったというケースです。オンライン式や講師別買い切り式は通学式と異なり、自己管理能力が問われます。モチベーションを保つのが苦手な方は、オンライン式と講師別買い切り式はおすすめしません。

2つ目が仕事やプライベートが忙しくなってしまい、勉強する時間が取れなかったというケースです。オンライン式と講師別買い切り式であれば、自分の好きな時間に受講できるため、決まった曜日と時間帯に時間を確保できない方でも、学習の継続が容易です。

通学式の利用を検討している方は、講義に参加できなかった場合は別日に振替できるか、その他の代替手段は用意されているかを確認しましょう。


引用:MXテレビ映像学院

ここまで動画制作講座について解説してきましたが、テレビ業界に興味がある方には「MXテレビ映像学院」をおすすめします。

MXテレビ映像学院は「TOKYO MX」のグループ会社が運営する講座です。基礎からしっかりテレビマンを育成することを目的とし、撮影、編集、照明、音声、構成台本など、動画制作を網羅的に学習できます。

また、番組出演者の特別講義を受けることも可能です。講師は「ニュースウォッチ9」リポーターを担当していた「堀潤」氏や日本ビデオ撮影アカデミー、日本写真芸術専門学校、VANTAN CREATOR ACADEMYで講師を務める「小島真也」氏など実力派揃いです。


MXテレビ映像学院には主に2つの動画制作講座があります。

  • 映像クリエーター講座:1年で基礎から実践まで全てを学習
  • プロデューサー・ディレクター養成講座:若い世代が対象。6ヶ月で実習が中心

「映像クリエーター講座」と「プロデューサー・ディレクター養成講座」について詳しく解説していきます。

映像クリエーター講座

映像クリエーター講座はMXテレビ映像学院のフラッグシップ講座です。映像クリエーター講座は基礎から実践までを1年間でじっくり学び、企画、撮影、編集、照明、音声など全てをこなす映像制作者を養成します。

開講後はすぐにカメラと編集ソフトを使って撮影と編集を開始できます。野外撮影実習ではプロのカメラマンから機材設定や撮影手順などの指導を受けることが可能です。野外撮影の実習を受けられるのは、通学式の講座ならではの魅力です。

講義と並行して、ビジネスチャットツールで課題をやりとりします。ひとりひとりのレベルに合わせた指導を受けられるため、「入会したものの講座のレベルについていけない」といったことは起こりにくいです。

なお、講義は別日に振り替えることができます。また、YouTubeで限定配信されるため、講義に出られなかった場合も問題ありません。仕事をしながらの受講を検討しており、毎週講義に出られるか分からないという方でも安心して受講できます。

受講料金は540,000円(税込594,000円)です。手軽に払える金額ではないかもしれませんが、1年間しっかり学習できるため、通学式の月額料金に換算し他のスクールと比較すると高くないことが分かります。

スクール 料金(税込)
MXテレビ映像学院(映像クリエーター講座) 594,000円/12ヶ月(49,500円/月)
MOOCRES(クラスプラン) 374,000円/4ヶ月(93,500円/月)
デジタルハリウッド(ネット動画クリエイター専攻) 385,000円/4ヶ月(96,250円/月)
ヒューマンアカデミー(動画クリエイター総合コース) 392,720円/6ヶ月(65,453円/月)
MOVA 660,000円/12ヶ月(55,000円/月)

「5時に夢中!」など、日本国内でも高い知名度を誇る番組を数多く手がけるテレビ局のグループ会社が運営しているスクールであり、講師は現場のプロばかりです。現場で通用する知識とスキルを少人数制でみっちりと身につけることができます。実際に講座を受講した方からも評判が高く、講座を通して得られる知識とスキルと料金を考えれば、コスパは高いといえます。

講座は次の3つの曜日から選ぶことができます。

水曜 夜(19:00〜21:00) A
金曜 夜(19:00〜21:00) B
土曜 午前(10:00〜12:00) C

カリキュラムは次の通りです。

項目 主な内容
撮影 7
  • カメラ、三脚の取り扱い
  • 撮影の基礎(フォーカス、色温度、露出、構図など)
  • 撮影演習 ほか
編集 9
  • 編集ソフトDaVinci Resolveの基本操作
  • 編集の基礎
  • キーボードショートカット
  • 編集演習 ほか
照明 2
  • 照明の基礎
  • 照明の実践(インタビュー、物撮り、屋内・屋外) ほか
録音 2
  • 音の基本と物理
  • マイクの種類と特性
  • 環境に応じたマイクの使い分け ほか
音効 3
  • MAとナレーション収録の方法
  • 自然音、ナレーション、音楽等のミキシング
  • 発声とナレーション ほか
制作実習 14
  • 企画立案のポイント
  • リサーチと資料収集
  • 企画書の作成
  • ロケ台本の作成
  • 構成台本の作成
  • 取材、撮影、編集の実践
  • 作品発表と講評 ほか
公開・配信 2
  • YouTube動画公開のポイント
  • ライブ配信の実践 ほか

プロデューサー・ディレクター養成講座

プロデューサー・ディレクター養成講座は、29歳以下を対象とし、将来の番組プロデューサーやディレクターとして活躍できる人材を育成する講座です。制作実習で企画、構成、撮影、編集を繰り返し、プロデューサー・ディレクターに必要な思考力、技術を習得できます。

動画制作講座は様々なスクールが提供していますが、プロデューサー・ディレクターに必要な思考力、技術を習得できる講座は貴重です。なお、テレビに限らない面白い動画コンテンツの制作力を目指す講座なため、映像制作に興味がある方に幅広くおすすめします。

料金は6ヶ月間で210,000円(税込231,000円)です。他のスクールと比較すると、豪華な講師陣の授業を対面で受けることができるにもかかわらず、リーズナブルなことが分かります。

スクール 料金(税込)
MXテレビ映像学院(プロデューサー・ディレクター講座) 231,000円/6ヶ月(38,500円/月)
MOOCRES(クラスプラン) 374,000円/4ヶ月(93,500円/月)
デジタルハリウッド(ネット動画クリエイター専攻) 385,000円/4ヶ月(96,250円/月)
ヒューマンアカデミー(動画クリエイター総合コース) 392,720円/6ヶ月(65,453円/月)
MOVA 660,000円/12ヶ月(55,000円/月)

ただ、講義に出れなかった場合や復習に便利な講義のYouTube配信、実習はオプション料金になることに注意しましょう。

オプション内容 料金
講義のYouTube配信(全講義) 20,000円(税込22,000円)
野外撮影実習(1回 8,000円(税込8,800円

講座は次の2つの曜日から選ぶことができます。

月曜 夜(19:00〜21:00) D
土曜 午後(13:00〜15:00) E

カリキュラムは次の通りです。

項目 主な内容
撮影 2
  • カメラ、三脚の取り扱い
  • 撮影の基礎(フォーカス、色温度、露出、構図など)
  • 撮影演習 ほか
編集 2
  • 編集ソフトPremiere Proの基本操作
  • 編集の基礎
  • キーボードショートカット
  • 編集演習 ほか
制作実習 14
  • 撮影の実践
  • 編集の実践
  • グループワーク
  • 照明の実践(インタビュー、物撮り、屋内・屋外)
  • 環境に応じたマイクの使い分け
  • GoPro、スマホジンバルなどの使い方
  • 取材依頼の仕方
  • 企画書の作成
  • ロケ台本の作成
  • 作品発表と講評
公開・配信 1 ・YouTube動画公開のポイント

映像クリエーター講座のように照明、録音、音効の項目はありませんが、制作実習内で照明の実践やマイクの使い分けなどを学習できます。


今回は動画制作の講座の3つのタイプと選び方、よくある失敗を中心に解説してきました。しかし、通学式、オンライン式、買い切り式にはそれぞれの3つのタイプそれぞれにメリットとデメリットがあり、選ぶ際に考えるべき重要なポイントも多いことから、迷ってしまう方は多いかもしれません。

「プロの現場を知りたい」「現場で使われる機材を使用してスキルを身につけたい」「映像制作について網羅的に学習し、映像制作を仕事にしたい」という方には MXテレビ映像学院をおすすめします。

現場のプロからじかに学べる

MXテレビ映像学院は大手テレビ局だからこそ集めることができる現場のプロを講師として迎え入れ、本格的な技術指導を行っています。さらに学べる内容も幅広く撮影、編集、照明、録音、音効、企画・構成までプロに直々に指導してもらえます。

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実際に受講した方の声を一部紹介します。

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基本を押さえながら総合的・網羅的に技術について教えていただいているので満足している。(50代男性)

長年映像の第一線で活躍されている講師の皆さまの話はとても勉強になると率直に思います。対面で直接質問できるのはとてもメリットだと思います。(30代男性)

このように知識やスキル、経験を積めるのはもちろん、知名度が高いテレビ局の講座の卒業生であれば、映像制作系の会社への転職の際に有利に働く可能性もあります。

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MXテレビ映像学院は未経験者も対象としており、分かりやすい指導で0から映像制作を学ぶことが可能です。未経験の方から、さらなるスキルアップを求める人まで。独学以上の最高の経験を身につけたい方はぜひお問い合わせください。

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  • テレビ局だからできる一線で活躍する質の高い講師とカリキュラム
  • テレビ局の講座だから映像系会社への転職が有利
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