番組紹介

英雄大集結!
悪名高き暴君を倒すため、義で結ばれた英雄たちが起ち上がる!
総製作費30億円超え、「三国志演義」「封神演義」と並ぶ中国三大演義の傑作が豪華美男美女でここに甦る!
■中国史に悪名を残す隋の煬帝。暴君を倒すため、義で結ばれた英雄好漢が起ち上がる!

五胡十六国、南北朝と短命の政権が乱立した長い分裂期を経て、6世紀末に久しぶりに中国を統一した隋。 しかしその命脈もわずか三十余年で尽き、次なる唐の時代に入ってようやく世に安定と繁栄がもたらされる。「隋唐演義」はそんな激動の時代を舞台に、隋に反旗をひるがえした有名無名の英雄たちの物語。忠とは何か。義とは何か。男として人間として、それぞれの信念とプライドを賭けた人間ドラマは見る者の胸を熱くせずにはおかない。

■映画撮影の手法で製作された初の中国ドラマ!

製作費は2.8億元。当時のレートで約30億円を超える。 そんな大作の監督を任されたのは、香港映画で長年の実績を持ち近年は中国でも活躍するビリー・チョン。撮影には6台の映画用カメラを使い、初めて映画の手法で撮ったドラマとして話題を呼んだ。 また、武術指導のグオ・ジェンヨンも 「レッド・クリフ」などに参加し豊富な経験を持つアクションのベテラン。劇中アクションの数々はまさに映画にも負けない迫力だ。

■旬のアイドルから個性派スターまで豪華キャストが勢ぞろい

主人公の秦には、「水滸伝」の燕青役が記憶に新しい中国きっての二枚目スター、イェン・クァン。若きヒーロー羅成を演じるのは、中国版「花より男子」こと「一起来看流星雨」でブレイクした人気アイドル、チャン・ハン。いずれもルックスはもちろん演技力、本格的アクションでもうならせる。そのワキを固めるのは「項羽と劉邦 King's War」や「水滸伝」のフー・ドン、「さよならバンクーバー」のジャン・ウー、映画「アイスマン」のワンバオチャンをはじめ、フー・ダーロン、ドゥ・チュン、イン・シャオテンら並み居る実力派スターたち。傾国の美女・蕭美娘を好演したバイ・ビンのファム・ファタールぶりも見逃がせない。

■中国では誰もが知つている人気キャラクターたち

ゲームやマンガにもなっている「三国志」や「水滸伝」に比べると、日本で「隋唐演義」の知名度はまだそれほど高くないかもしれない。とはいえ隋の煬帝ゃ唐の太宗(李世民)の名を知る人は多いだろう。ほかにも本作には中国の有名なキャラクターが何人も登場。中でも秦瓊と尉遅恭はのちに神格化され、中華圏の家屋の入り口などに貼る一対の絵(門神)のモデルになった。また、自由人すぎる程咬金と異形の怪童・李元覇もそのぶっとんだユニークさで高い人気を誇っている。

STORY
開皇9年(紀元589年)、隋が全国統一を果たした。初代皇帝・楊堅の次子・楊広は、うわべは孝行息子だったが内心では皇位継承を狙っており、側近の宇文化及や正妻の蕭美娘とともに悪智恵をめぐらせて父王や皇太子の兄を暗殺。まんまと2代目皇帝の座についた楊広は淫蕩にふけり、外征や大規模な土木工事を繰り返した。世は乱れ庶民は苦しみ、各地で反乱の動きが起こる。北斉の将軍だった父を幼くして失った秦瓊は、清廉な役人である一方、緑林の大物・単雄信とも親しく交わる仁義の士。楊広の叔父で隋の功臣である楊林に見込まれた秦瓊は、かねて心を通わせていた楊林の娘・玉児と晴れて夫婦になる。ところが楊林は父の仇だったことが分かり、衝撃を受けた秦瓊は楊林と決別。玉児から楊広の数々の悪行を知らされ、反朝廷の決意を固めるのだった。秦瓊、単雄信を筆頭に、羅成、程咬金、徐茂公ら志を同じくする46人の英雄好漢は瓦崗塞に集結し、朝廷をおびやかす一大勢力となっていく・・・。