チャ・ウヌ(ASTRO)
ト・ギョンソク役(韓国大学 化学科 新入生)
裕福な家庭、国会議員の父、有名大学、超がつくほどのイケメン。母親以外はすべてを持っている男。母は、ギョンソクが10歳の時に男と恋に落ちて家を出た。心の中では母の存在を消したはずだけど、でもまだ時々思い出す。なぜか化学科進学を猛反対した父親への反抗心で、敢えて化学科を選ぶ。生まれつき頭がいいので勉強は特に大変ではなかった。しかも、最高レベルの塾と講師をサポートしてくれる”国会議員である父親”もいるので。ギョンソクは大学に入学してすぐにみんなの注目の的になる。男性陣からは、”無礼講なやつ”として、女性陣からは、”かっこういい人”として。特定の誰かと仲良くなりたいと普段まったく思わないギョンソクの目の前に、中学校の同級生カン・ミレが現れる。しかも、中学生の時の顔ではなく、まったく別人の顔になって。自分と同級生だったことを秘密にしてほしいと言ったり、外見を気にしすぎるミレにがっかりしたギョンソク。でも、なぜかミレとは色々な状況で絡んでしまい・・・ミレとの距離が近くなるにつれ、母との距離も近くなっていく。そうやってギョンソクは大学生活と共に、過去の縁と向かい合うようになる。
イム・スヒャン
カン・ミレ役(韓国大学 化学科 新入生)
新生児の顔はみんな似たようなものなのに、ミレは生まれた時周りのみんながビックリするくらいブサイクだった。共働きで忙しい両親だったけど、一人娘のミレにはありったけの愛情を注いでくれたお陰で、“ブス”とからかってくる男の子たちを殴り返すくらい逞しく育った。その後、ダイエットにも成功したけど、ダイエットをしても“顔”は変わらないので、“ブス”と呼ばれ続けた。ミレが見出したいじめられない方法は、“勉強ができる人”になること。優等生の女子を男の子は攻撃して来ないので。自分なりの生存方法をみつけたと思ったけど、調子にのって好きだった同級生の男の子に告白をしてしまい、またそれからいじめが始まる。
この世から消えてしまいたいと思っていたミレの前に、美しい女性が現れる。その女性からは、いい香りもして、眼差しすらも美しかった。その人から漂う美しい香りを作りたいと決心したミレは、“調香師”になるため、一生懸命勉強もして、整形も決心。整形手術も成功し、綺麗になって大学で新しい人生を始めようとしたミレの前に、同じ学科に入学した中学校の同級生ギョンソクが現れる・・・自分の過去を知っているギョンソク。ミレの生存記がまた始まる。
クァク・ドンヨン
ヨン・ウヨン役(韓国大学 化学科 大学院生)
化学科新入生の必須科目の調教。貧しい家庭の中、一生懸命勉強して、学費も生活費も自分で稼ぎ、両親にお小遣いまで渡している親孝行な息子。教授たちの間でも認められている化学科一のデキる男。また、後輩たちが困っている時には、いつでも手を差し伸べて助けてあげる気遣いのできる先輩。完璧ウヨンの前に理想の美女が現れた。それは、新入生のカン・ミレ。ミレと仲良くなりたいと思う度、なずか必ずト・ギョンソクとぶつかってしまう。ギョンソクが気になるけど、ミレを諦めることはできない。ウヨンにとってミレは今までで最高の女性。美しい顔、スタイルも抜群、また、生活力まである。この世にミレ以上の女性はいない!ウヨンは自分の気持ちを伝えるためにミレと距離を縮めようとするが・・・
チョ・ウリ
ヒョン・スア役(韓国大学 化学科 新入生)
生まれたときから美人。すでに綺麗なのにもっと、もっと綺麗になりたいスア。しかし、中学生の時にひどいイジメにあって気がついたことがあった。“綺麗な子が自分が綺麗だと知っていたら、周りの普通の子はイラっとする”こと。それからスアは演技をし始める。自分が綺麗だということに気づいてないふり、モテることに気づいてないふり。美貌に性格まで兼備したら、完璧な権力を手に入れることができた。いつも主人公はスアだった。
なのに、大学に入学したら、目障りな子がいた。可愛いけど、整形顔とすぐ分かるカン・ミレ。なのに、自然美人の自分とミレを同じ括りにして化学科の女神様と呼ぶのが気に入らない。“あんな整形バケモノとは自分はレベルが違うのに!“
整形なんかで綺麗になったくせに、学校で一番モテるト・ギョンソクと何かありそうな気配が・・・
スアは、ミレと友達になって、大恥をかかせようと決心する。
パク・チュミ
ナ・ヘソン役(ギョンソクの母・代表取締役社長)
40代半ばには全然見えない美貌の持ち主。20代、その美貌がピークだった時にト・サンウォンに出会って結婚した。結婚後は、家庭のために仕事も、夢も諦めなければいけなかった。夢と家庭の間で悩み続けるヘソンは、結局夫婦間にも亀裂が入る。ある日、サンウォンの暴力により嗅覚を失ったヘソンは、そのショックで家を出てサンウォンと離婚することに。しかし、ギョンソクは、ずっと自分の母は男と恋に落ちて家出をしたと誤解している。有名香水会社の代表として韓国に帰国したヘソンは、自分の子供たちを取り戻そうと決心するが・・・
パク・ソングン
ト・サンウォン役(ギョンソクの父・国会議員)
前職は3選国会議員。現在はテジン市長候補。表と裏が違ういわゆる典型的な政治家タイプの人。自己中心、亭主関白、権威的。ヘソンの美貌に惚れて結婚したけど、所詮、女なんて自分の人生の飾りに過ぎないと思っている。なのに、出産後から外の世界に出たいと訴え続けるヘソンがうっとうしくなってきた。母親は家庭を守る存在でないといけない。夫婦仲は悪化するばかりで、結局ヘソンに手を上げてしまう。その衝撃でヘソンは離婚を申し出て、家を出ることに。しかし、子供たちには離婚の原因をちゃんと説明せず、ヘソンが浮気をしたからだと嘘をつく。今のサンウォンには、政治家として成功したい欲望だけで、子供たちとの関係にもだんだん亀裂が入り始める。
キム・ジミン
ト・ギョンヒ役(ギョンソクの妹)
高校生。両親の離婚と父親の無関心で愛に飢えている。寂しさは募っていくばかりで、あげくには誰かの関心を引くためにネット放送を始める。
“お金持ちで、ブランド品を自慢する感じ悪い人”として話題を呼び、次第に有名になっていく。
イ・テソン
ユジン役(韓国大学卒業生・ビアーバー“ベルリン”のマスター)
友達がいないギョンソクがミレと仲よくなる前まで唯一親しくしていた兄貴。ユジンの父とギョンソクの父も友人同士。父が牧師で、ユジンにも牧師になってほしくてドイツに留学させたが、勉強はせず、ビールばかり飲んで、挙句の果てに、帰国してビアーバーを開店する。自分の教会をついでほしかったユジンの父はそんなユジンに大激怒するが・・・。
キム・ソンファ
ナ・ウンシム役(ミレの母・保険販売員)
美貌の保険販売員。不細工だけど性格がよくて仕事のできるテシクと結婚したけど、ミレを生んでまもなくテシクが経営していた会社がつぶれてしまう。その後、再起のため色々試してはみたけど、失敗が続き、保険販売員として働くことに。美貌のお陰なのか顧客が増えて収入も安定的に増える。外の世界で働いてみたら、女性の外見は収入の面にも大きく影響するんだと実感した。自分は今までずっとかわいい、綺麗だと言われてきたのに、一人娘のミレはあまりにもブサイクな顔で本当に心が痛む。他の人から、“お母さんは綺麗なのに・・・”と言われる度、ミレに申し訳なくて、ミレと出かける時はいつもおばさん丸出しの一番地味な服装をしている。そして娘のストレスをあまり深く考えずに整形を反対するテシクに隠してミレを整形させる。このことで、テシクとの間に亀裂が入り、夫婦仲は悪化していく一方となり・・・。
ウヒョン
カン・テシク役(ミレの父・タクシー運転手)
タクシー運転手。若い頃は事業も成功して順風満帆な人生だった。だからこんな不細工な顔で地元で一番かわいい子で噂のウンシムと結婚できたかもしれない。子供の顔は何が何でもウンシムに似てほしかったけど、残念ながら自分にそっくりの子が生まれた。しかも女の子。でも、現代は個性の時代!今時の基準で考えたら、そんなに不細工な方でもないし、スタイルも良い、と思っていたが、しかし!ウンシムと娘が自分を騙して、ミレは膨大な整形をしてしまったのだ。あまりにもショックを受けたテシクは、ミレに背を向けてしまう。でも、時間が経つにつれ、外見のせいでストレスを感じていた娘に対して申し訳ない気持ちがだんだん大きくなっていった。
ミン・ドヒ
オ・ヒョンジョン役(心理学科 新入生・ミレの親友)
ミレの親友。ヒップホップミュージシャンを夢見ている。ヒップホップのイメージとは裏腹に、とても規則正しい生活をしている。身だしなみがいいことはもちろん、毎日決まった時間に起きて、運動をして、バイトから帰ったら、ラップの練習と作曲をして、寝る。幸せなミュージシャンになるためにはお金と人気が必要なだけで、享楽的で不摂生な生活は嫌い。お酒、たばこ、コーヒーも飲まないほど自己管理を徹底している。自分が書いたラップの歌詞通りに、助けが必要な人たちのために自分のお金を使うような生き方がしたい。