千代田区サクラの維持費が不足…支援募る

2023.04.27(木)

11:00

千代田区内のサクラですが、維持・管理のための費用が不足する事態が続いています。区が募金を募っているクラウドファンディングでは、まだ目標額の半分に留まっていて、区長が支援を呼びかけています。

千代田区内のサクラですが、維持・管理のための費用が不足する事態が続いています。区が募金を募っているクラウドファンディングでは、まだ目標額の半分に留まっていて、区長が支援を呼びかけています。

千代田区には、桜の名所として知られる千鳥ケ淵をはじめ、街のさまざまな場所に約2000本のサクラの木が植えられ、毎年、春には花見に訪れる多くの人を楽しませています。しかし、維持や管理には樹木医による健康状態の調査や枝切り作業が必要で、区が負担する費用は年間で約900万円にもなります。

千代田区長:「1955年ごろ植えた桜が多いものですから、そうした中では樹齢70年の桜もあるというところでは維持管理費用がかかるものですから、これからも継続してかかる費用」

これまで区では多くの人の手で桜を守っていこうと「さくら基金」を設置し、街頭で募金を集めてきましたが、新型コロナの影響で難しくなり、去年は必要な額の半分ほどの500万円弱にまで減っていました。
こうした中、始めたのは桜を守るための支援金を募るクラウドファンディングで、締め切りまで2週間を切る中、現在約520万円と、目標の半分の額に留まっているということです。

千代田区長:「千代田区のサクラは先人たちの戦後復興への思いもありますし、また日本人誰もが愛するこの桜を愛でようと、愛していこうという思いで引き継がれたものでありますので、期間いっぱいまで支援を賜りたい」

 

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