都営地下鉄大江戸線について練馬区北西部への延伸に向けた検討会の設置方針が東京都から示されたことを受け、練馬区では歓迎の声が上がっています。
東京都の小池知事は2月21日、大江戸線の延伸を練馬区と共に協議する検討会を立ち上げる方針を示しました。練馬区内には鉄道が通っていないいわゆる「鉄道空白地域」があり、区は東京都に対し、大江戸線を区内の北西部に延伸するよう求めていました。
練馬区が要望している計画は、現在は光が丘駅までとなっている路線をJR東所沢駅まで延伸し、区内に土支田・大泉町・大泉学園町(いずれも仮称)の3つの駅を新設するというものです。新駅の建設が予定されている大泉学園町では現在、新宿までバスや私鉄でおよそ50分かかりますが、大江戸線が延伸されると乗り換えなしでおよそ30分になる見込みです。区民からは「このあたりに駅ができるといい。便利になると思う」(80代男性)、「早く駅ができた方が新宿までも1本で行けるし、完成したら便利になると思う」(50代女性)など、延伸を期待する声が聞かれました。
練馬区・大江戸線延伸推進課の原田昭二課長は「練馬区としては区の最重要課題として取り組んできた『練馬区の悲願』。どんな課題があるのか今後検証して、早期実現につなげてほしいと考えている」と話し、延伸は「区の悲願」として早期の事業開始に期待を寄せています。
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