東京都、感染状況の警戒レベルを引き上げ 医療提供体制も強化へ

2022.11.18(金)

10:10

 東京都内の新型コロナの新規感染者が連日1万人前後で推移している状況を受け、東京都は11月17日、感染状況の警戒レベルを1段階引き上げました。また、確保する病床を7000床以上に引き上げることを決めました。

 東京都内の新型コロナの新規感染者が連日1万人前後で推移している状況を受け、東京都は11月17日、感染状況の警戒レベルを1段階引き上げました。また、確保する病床を7000床以上に引き上げることを決めました。

 東京都は17日に開かれた新型コロナを分析するモニタリング会議で「感染状況の警戒レベル」を上から2番目の「オレンジ」に引き上げました。また、病床確保のレベルも1段階引き上げ、今後2週間をめどに確保する病床の数を7262床まで増やすよう、医療機関に向けて要請しました。さらに、小池知事は新型コロナとインフルエンザの同時流行などへの対策として医療体制を強化する計画を発表しました。計画では新型コロナとインフルエンザの患者数の合計が最大9万3000人になると想定し、感染拡大に合わせて発熱外来や陽性者登録センターの拡大などを行います。そして発熱外来が逼迫(ひっぱく)した場合には臨時でオンライン診療を行える態勢を整えることも新たに発表されました。これにより、1日当たり4500人の診察が追加で行えるようになるということです。

 小池知事は全国知事会の緊急対策本部にも出席し「今後、コロナと共存する社会を実現するということで、国全体としての方向性を一層明確にしてほしい。また、新型コロナウイルスの特性を踏まえ、感染症法・特措法上の位置付けを実態に応じて見直してほしい」と発言し、政府に対して新型コロナの分類の見直しなどを要望するよう知事会に求めました。

 

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