10代の投票予定は55.2%…若者に選挙へ行ってもらうには?

2021.10.27(水)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。10月25日(月)放送では、31日の衆議院選挙に向け選挙に対する10代の意識調査について意見を交わしました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。10月25日(月)放送では、31日の衆議院選挙に向け選挙に対する10代の意識調査について意見を交わしました。

◆選挙まで1週間、若者を選挙に向かわせるには…

2017年に行われた衆議院選挙で初めて10代が投票に参加しましたが、そのときの年代別投票率をみると20代が低いことが一目瞭然。

しかし、日本財団が発表した10代を対象にした国政選挙に関する意識調査の結果を見ると「投票する」と答えた人は55.2%。その理由で最も多かったのが「国民の権利」で、次いで「国民の義務」。さらには「結果が自分自身に影響」という意見も多くありました。

一方、「投票しない」と答えた人は22.3%。その理由は「面倒」が最も多く、次に「忙しい」が続いています。

この結果に対しインスタメディア「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子さんは、10代の意識調査における「たぶんする」(26.4%)に着目。彼女自身が若い世代に政治を伝える活動をしている理由として「(「たぶんする」と答えた人が)ちゃんと(投票に)行くかどうかが重要だと思っているから」と明かし、「この人たちにいかに(政治・投票が)自分ごとなのかを選挙のときに伝えられるのかが大事」と言います。

また、NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんは「どちらともいえない」(22.5%)について、「彼らはなぜそう思っているのか、ここを見ることが重要」と主張。「『どちらともいえない』という人は投票するに転じる可能性がある人たちなので、なぜどちらともいえないのか明らかにする必要がある」とその理由を語ります。

政治心理学の専門家である麗澤大学教授の川上和久さんは、投票が面倒という人が一定数いることは理解しつつ、「政治が自分ごとになる、結果が自分に影響するなど、自分が関心を持つ争点がある人は投票所に足を運ぶ」と若者心理を察します。そして、今後重要なこととして「My争点というか、自分はこういうことで政治に関わるということを実感すると面倒だというコストを超えようという意識になる。そこをあと1週間でいかに内面化していくかが非常に重要」と話していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

 

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