緊急事態宣言中に飲酒会食の杉並区長 「躊躇(ちゅうちょ)なく堂々と行った」

2021.09.16(木)

10:05

 東京・杉並区の田中区長が、緊急事態宣言中に群馬県のゴルフ場での会合に参加し飲酒をしていたことについて、「間違っていないと思っている」と強調しました。

 東京・杉並区の田中区長が、緊急事態宣言中に群馬県のゴルフ場での会合に参加し飲酒をしていたことについて、「間違っていないと思っている」と強調しました。

 杉並区によると、田中区長は都内に緊急事態宣言が出ていた7月14日に、公用車で群馬県のゴルフ場で行われた商工会議所の会合に出席、酒類を伴う会食をして、翌日ゴルフはせずに都内に戻ったということです。緊急事態宣言により、都や県をまたぐ不要不急の外出自粛が呼び掛けられる中での行動について、9月14日の区議会で議員から質問がありましたが、区長は答弁に立ちませんでした。

 翌日、区長は区議会の委員会で、会合への参加について「私は今でも別に間違っていないと思っている。私がもし『こういう宣言があるから不要不急の会合、県境越えの移動はできません』などと言ったら、区長としてそれはベストかと言われてしまうのではないかなと思う。だから私はなんの躊躇(ちゅうちょ)もなく、やるんだったら全面的に協力しますということで堂々と行った」と答弁しました。

 議会で会合に言及した区長ですが、詰め掛けた報道陣の取材にはこの日も応じませんでした。区によると、この件に関する区民からの電話やメールが相次ぎ、「オンラインでできなかったのか」「不要不急ではないのか」といった苦情がおよそ150件に上っているということです。

 

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