厳しい状況続く地元の飲食店を無料で応援 東京・蒲田

2021.05.28(金)

10:05

 緊急事態宣言の影響で厳しい状況が続く地元の飲食店を応援しようと、東京・大田区である取り組みが行われています。

 緊急事態宣言の影響で厳しい状況が続く地元の飲食店を応援しようと、東京・大田区である取り組みが行われています。

 JR蒲田駅近くにあるイタリアンレストラン「トラットリアM's」は去年から席と席の間をブロックで仕切るなど、感染対策を徹底しながら営業を続けています。店ではゆっくりながらもかつてのにぎわいを取り戻しつつあったものの、4月に発令された3度目の緊急事態宣言の影響で再び厳しい状況に逆戻りしてしまいました。

 こうした深刻な売り上げが減少した地元の飲食店を中心に弁当や商品などを販売してもらおうと、プロジェクト「蒲田応援プロジェクト」がドン・キホーテ蒲田駅前店で始まりました。5月から店先の一部を無料で、1日1店舗に対して貸し出すというものです。ドン・キホーテ蒲田駅前店の柏崎智子さんは「蒲田駅周辺に飲食店が多いことから飲食店の力になれればと思い、店舗で発案しポスターを貼り出した」「(出店した人から)助かるという声、新しいお店からはお店の宣伝ができてうれしいという声も頂いている。出店が毎日続くと、楽しみに来店するお客さんもいる」と話します。

 厳しい現状を立て直したいイタリアンレストラン「トラットリアM's」のオーナー、三井光秀さんも「賃料はあるのか尋ねると、全くない、無料だと聞いた。ありがたいことなので即答でお願いした」と話し、駅前でお客さんを呼び込み、奮闘していました。また「今はお酒の提供もない。イートインのお客さんが減っているので、こういう時期にできることをと思って出店させてもらった。機会があればどんどんやっていきたい」と話しています。

 この取り組みは緊急事態宣言の期限の5月末までの予定でしたが、延長に合わせて引き続き行っていくということです。

 

この記事が気に入ったら
「TOKYO MX」 公式
Facebookアカウントを
いいね!してね

RELATED ARTICLE関連記事