話題のアーティスト・なみちえ、世界は今「引きつり笑顔で繋がっている」

2021.05.21(金)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。4月16日(金)の放送では、コメンテーターにZ世代の注目アーティスト、なみちえさんが登場しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。4月16日(金)の放送では、コメンテーターにZ世代の注目アーティスト、なみちえさんが登場しました。

◆世界は今、引きつり笑顔で繋がっている?

まずは新型コロナウイルスによる生活の変化について、なみちえさんは「ミーティングが『Zoom』になったから東京まで行かず身支度もしなくて済むし、『おはようございます』の瞬間からミーティングができるのはうれしい」とポジティブな実感を語ります。

キャスターの堀潤も「地球の裏側でも『Zoom』でインタビューが当たり前になり、繋がった感じがある」と同意すると、なみちえさんも「逆に、世界と世界が近くなったような感覚がある」と話します。

一方で、日本でも変異株が拡大し、小池知事が東京以外に住む人に「東京に来ないで」と呼びかけるなど、随所に分断の兆しも伺えます。一方で繋がっている、一方で分断が生まれる、そんな現状については「世界はそれの繰り返しな気がして」と指摘。かつてはテレビで有名な人がスターだったものが、今や若者のテレビ離れが進み、SNS発に変わりつつあり、そのなかでもジャンルが細分化され、「みんなそれぞれが“これだ!”と思うものの多様性が増してきている感覚がある」となみちえさん。

この意見に堀が「心のなかにしまわれていたものが可視化され、共有されるから、意外に違うこともわかりやすくなる」と相槌を打つと、なみちえさんは「それと同時に、違うことを言っていたようで実は同じことを言っているけどケンカしているっていうのも可視化しているから、その二項対立は面白い」と返答します。

分断は乗り越えるものなのか、繋ぐべきなのか、関わらないのが好ましいのか、堀の問いかけに、なみちえさんは「それはすごく難しい」と頭を悩ませ、出てきた言葉は「人によりけり」。「それは全世界で統一することはできないけど、今の世の中は引きつり笑顔で繋がっていこうとしている感覚がある。でも、私は正直、それは得意ではない」と心の内を明かします。

◆なみちえの楽曲はTikTokだとバズらない!?

続いて、なみちえさんが気になったニュースは、新宿区のマンション地下駐車場で起きた消火装置誤作動事故。駐車場内での天井の張り替え作業中、作業員の1人が消化設備を誤作動させCO2が充満。作業員4人が死亡しましたが、なみちえさんは「そもそも消火ってCO2を使うのか」と驚いたと言います。

というのも、消火ではメインに水を使用するものだとイメージしていたそうで、自身に置き換え誤作動の可能性を考えると恐怖を覚えたと言及。今回の事故のように、もしもCO2が充満してしまったとき、どうすればいいのか学んだことがなかったため「こういう事件が起きたことで、今後どう対処していくか、私たちもどういう対処が必要か考えていきたい」と言います。

現在23歳のなみちえさんは意外にも「TikTok」の使い方がよくわからないそうで、「TikTokはファン層が(Z世代より)もう一世代若い。だから、その人たちに向けたアプローチは難しいと思った」と言い、自身の楽曲「おまえをにがす」も「TikTokだったら、バズらなかった」と明言。TikTokはエンタメ要素が強く、「よりキャッチーであるほうがTikTokに向く。そもそも画面が縦であることがすでにキャッチーで、やっぱり私はYouTube向けに作ったりするちょっと前の人。TikTokの構造や動画の編集の様子を見ているとそう思う」と分析します。
 
番組Twitterには、「新しいものが常に正しいものではない」という意見が寄せられ、なみちえさんもこれに同意。「どの時代のおじさんやおばさんも『最近の若いものは……』って言うと思っていて、それも時代の繰り返し。(将来)私も言う立場になると思うし、それは新しいけど古いというか、全ては続いていることなんだなと感じた」と話していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

 

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