都立高校でオンライン授業実施 宣言延長で影響も?

2021.05.08(土)

10:05

 緊急事態宣言が出されている中、東京の都立高校では人の流れを抑えるため、オンライン授業が行われています。

 緊急事態宣言が出されている中、東京の都立高校では人の流れを抑えるため、オンライン授業が行われています。

 緊急事態宣言の延長が余儀なくされる中、文京区にある都立向丘高校は全ての授業をリモートで対応しているといいます。この高校では2020年の緊急事態宣言が出されてからホームルームや授業をオンラインで実施しています。今回のゴールデンウイーク中は3学年合わせて21クラス全てでオンライン授業が行われました。

 緊急事態宣言が出されたゴールデンウイークの期間中、都内のほぼ全ての全日制都立高校はオンラインを活用した教育活動を実施しています。授業が予定通り進められるため、特に受験を控える3年生は学習面での不安が取り除けるといいますが、宣言の延長で今後オンライン授業が増える可能性については懸念もあるようです。向丘高校の瀧本秀人校長は「緊急事態宣言が長くなった場合、オンラインで全部を救えるとは思っていない。学校という今までのシステムが一番いい形なので、そこに早く収束してほしいと願っている」と話します。

 現在、島しょ部を除いた全日制の都立学校は全部で166校ありますが、今回のゴールデンウイーク期間中は人の流れを抑えるため、全ての学校でオンライン授業の全面実施が行われました。教育の現場ではオンライン活用は急速に進んでいます。

 

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