東京・江戸川区の動物園 動物たちも“待ち遠しい再開”!?

2021.01.21(木)

10:05

 東京・江戸川区にある小さな動物園「江戸川区自然動物園」は現在、緊急事態宣言のため、臨時休園中です。近所に住む子どもたちからは「早く動物に会いたい」という声も聞こえてきます。休園している動物園の様子をのぞいてみました。

 東京・江戸川区にある小さな動物園「江戸川区自然動物園」は現在、緊急事態宣言のため、臨時休園中です。近所に住む子どもたちからは「早く動物に会いたい」という声も聞こえてきます。休園している動物園の様子をのぞいてみました。

 緊急事態宣言の再発令による突然の休園に、動物園の飼育・広報担当、河村早苗さんは「予約の入っていたお客さんに対してキャンセルさせてもらった。保育園、幼稚園、小学校の皆さんは楽しみにしていたかもしれない。私たちとしては心苦しい」と話します。

 ふれあいコーナーのヤギやヒツジ、モルモットなどの動物たちもお客さんがやって来るのを待ち望んでいるようです。河村さんは動物たちに最近、ある変化があったといいます。河村さんは「特にヤギたちはふれあいコーナーが開いているとお客さんがなでたりかゆいところをかいてくれたりするので(喜んでいる)。今はフェンス越しにお客さんが来ると“呼び鳴き”を頻繁にしている」と話します。この日もヤギの「しお」にカメラを向けると、柵に足を乗せてまるで訴え掛けているようでした。

 休園中とはいえ動物たちの世話は1日たりとも欠かすことはできません。餌の時間には、飼育員は動物たちとコミュニケーションを取りながら動物の体調や様子を観察しています。河村さんは「皆さんが以前のように笑顔で自由に来園し、動物たちと触れ合ったり観察したりできる日が一日も早く来ることを、職員全員が願っている」と話し、誰もが笑顔を取り戻し、再び動物たちと会える日が来ることを待ち望んでいます。

 

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