弁護側「踏み間違えがない」 車の経年劣化が原因と主張

2020.12.15(火)

11:15

 去年4月、東京・池袋で車が暴走し、親子2人が死亡した事故の裁判で弁護側はアクセルとブレーキの踏み間違えはなかったと主張しました。

 去年4月、東京・池袋で車が暴走し、親子2人が死亡した事故の裁判で弁護側はアクセルとブレーキの踏み間違えはなかったと主張しました。

 この裁判は去年4月豊島区東池袋の路上で車を暴走させ、2人を死亡、9人にけがをさせたとして旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(89)が過失運転致死傷の罪に問われているものです。きょうの公判で弁護側は飯塚被告が事故当時、アクセルペダルを踏んでいないことを確かめていたため踏み間違えはなく、自動車の経年劣化によって電子部品にトラブル起きたのが事故の原因だと主張しました。

 これに対し、夫の松永拓也さんは裁判後に会見を開き、やるせない思いを明かしました。「踏んだ、踏まないと反論されてましたけれどもそもそもやはり証拠を見る限りでは私は勘違いから始まっているんだなというふうにしか私は取れません。裁判前からずっと言ってますけど、(事故に)向き合って欲しいんです」と話しました。

 次の公判は来年1月19日に行われる予定です。

 

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