暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX（地上波9ch）の情報番組「東京インフォメーション」（毎週月―金曜、朝7:15～）。
今回は都内における新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ都としての姿勢・考えを小池都知事が会見で示したことについてや、今年度から都がはじめた住宅における断熱改修や熱利用機器の設置に係る費用の一部を助成する事業を紹介しました。

◆「ウィズコロナ」に合わせた対応策

東京都は、新型コロナウイルス感染症に関する新たな対応策を発表しました。

(小池都知事会見/15日)
「『感染拡大警報』、これを発すべき状況だと、都としての姿勢、考えです」

都内における新型コロナウイルス感染症の状況にあわせて、都は、現時点における新型コロナウイルス感染症対策の考え方について、感染拡大防止と経済社会活動を両立させる「ウィズコロナ」という新たなステージに合わせた対策を推進するとして3つの方向を示しました。

「積極的な検査の拡大による感染拡大の抑制」では、検査体制の拡充や積極的な検査の受診勧奨による感染者の早期発見、入院や宿泊療養による他者との接触機会の制限。

「都内共通の対策に加え、地域の実情を踏まえた重点的・ピンポイント対策」では、感染防止対策を確実に実施しているお店の利用や、区市町村と共同での地域における感染症対策の推進。

そして「年齢層や業態に応じたきめ細かい対応」では、重症化のリスクの高い高齢者などへの対策の徹底や、感染リスクの高い業態への感染拡大防止対策の徹底、年齢などに合わせた多様なツールによる広報を実施するということです。

これにあわせて、都は、都民に向けて、夜の街・夜の繁華街ではじゅうぶんな感染防止対策をしていない店の利用を避けて、「感染防止徹底宣言ステッカー」のあるお店を目印にし、会食や飲み会では大声での会話を避けるよう呼びかけています。

さらに、高齢者の外出は特に注意し、都外への不要不急の外出はできるだけ控え、接触確認アプリの活用を呼びかけるとともに、「新しい日常」のより一層の徹底をお願いしています。

一方、事業者へも、ガイドラインに基づく感染防止策を徹底し、ステッカーの掲示をすることや、イベント開催時は主催者と施設管理者が協働でクラスターの発生を防止すること、社会福祉施設などの施設内感染防止策や、テレワーク・時差通勤を改めて徹底するよう呼びかけています。

関連リンク
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

◆家庭における熱の有効利用促進事業

東京都は今年度から、住宅における断熱改修や熱利用機器の設置に係る費用の一部を助成する事業を始めます。

助成の対象となるのは、既存住宅に取り付けられる高断熱窓、あわせて設置される高断熱ドア、太陽熱利用機器、地中熱利用機器です。

助成率は、高断熱窓が対象経費の6分の1で1戸あたり50万円まで、高断熱ドアは6分の1で1戸あたり8万円まで、太陽熱利用機器は2分の1で1戸あたり45万円まで、地中熱利用機器は2分の1で1台150万円までで、戸建住宅は設置台数の上限が1台です。

申請は、必要書類を東京都環境公社東京都地球温暖化防止活動推進センターに郵送してください。

申請用紙のダウンロードや詳しい申請方法は、クール・ネット東京のホームページをご覧ください。

電話による問い合わせは、窓・ドアが03-5990-5066、熱利用機器が03-5990-5086です。
土日祝日を除く午前9時～正午と午後1時～5時の間、受け付けています。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/07/09/04.html​​​​​​​
https://www.tokyo-co2down.jp/individual/subsidy/window_door/index.html
https://www.tokyo-co2down.jp/individual/subsidy/heatutilization_machine/index.html

＜番組概要＞
番組名：東京インフォメーション
放送日時：毎週月―金曜 7:15～7:20
キャスター：久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト：https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/