成人式 都内で延期・中止が相次ぐ…23区では杉並のみ開催

2021.01.12(火)

11:15

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、成人の日を迎えました。東京都内では緊急事態宣言によって、式典をオンラインに切り替えたり中止や延期にしたりする自治体も多く“異例の晴れの日”となりました。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、成人の日を迎えました。東京都内では緊急事態宣言によって、式典をオンラインに切り替えたり中止や延期にしたりする自治体も多く“異例の晴れの日”となりました。

 東京・中野区は成人式を延期することを1月8日に決定しましたが、中野駅前の美容室では予定通りに着物の着付けをする新成人の姿が多く見られました。店では式典が延期となったことで着付けのキャンセルが相次いだものの、その一方で着付けの希望も多くあり、急きょスタッフを再動員して着付けやヘアメークの対応をしたということです。11日の式典は延期となったものの、大人への仲間入りを果たした新成人たちは、距離を保ちながら思い思いに記念写真を楽しんでいました。

 都内各地で式典の中止や延期が相次ぐ中、23区で唯一式典を開催したのが杉並区です。感染予防の対策が徹底された会場では、スーツや晴れ着を着た新成人のマスク姿がありました。杉並区は「密」を避けるため、式典を2部制から4部制に増やし、1回ごとの参加者を減らした上で座席も1席おきとしました。式では、例年新成人たちによる交流会が行われていましたが、感染予防の観点から今年は中止され、日本フィルハーモニー交響楽団によるコンサートと祝辞のみにとどめ、感染しにくい環境づくりを目指したということです。

 杉並区は「中止や延期すべきというさまざまな意見も寄せられたが、記念すべき晴れの日を届けたい」として、対策を徹底することで開催の判断を下したということです。

 

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