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東京・新大久保が変わった! “韓流”から多国籍街に…

(地域・まち - 2018年7月26日 18時30分)
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 韓国料理の店や韓流グッズの店が並び、コリアンタウンとして知られる東京・新宿区の新大久保の街が、いま大きく変化しています。ネパールやインドなど、さまざまな国の人が集まる「多国籍な街」となっている、新大久保の今を取材しました。

 新大久保といえばコリアンタウンとして有名で、韓国の飲食店や雑貨店が立ち並び、平日でも多くの人でにぎわっています。そして線路を挟んだ反対側、駅前の路地を1本入ると…街の新たな一面を見ることができます。建物の2階にはネパール居酒屋が、1階には「フード・アンド・スパイス」と書かれた香辛料の店、さらにその隣にはアラビアンフードと書かれた店などさまざまな国の店が並んでいて、まるで異国のような風景が広がっています。お店の人も「ネパール人です。売り上げはまあまあですね」と語り、道行く人もパキスタン出身、インド出身などさまざまで、「ハラルフードを買いに来た」と語る人もいました。

 新大久保駅周辺はコリアンタウンから多国籍な街へと変化していました。大久保地区は現在、全体の3割を占める1万2000人以上の外国人が暮らしていて、年々、多国籍化が進んでいるといいます。3カ月ほど前にオープンしたという、バングラデシュからやって来たジェローム・ゴメスさんの店は「アジア中全部の国のものは置けないから、大体ここに住んでいて買い物に来る人、ベトナムとタイのものが多い」といいます。中には「インドで今、すごくはやっているヒルサ(という名前の魚)」も並びます。ここは元々、携帯電話などを扱う店でしたが、新大久保の多国籍化に目をつけ、さまざまな国の食材を扱う店にリニューアルしたということです。店長のゴメスさんは「ここを私は日本だと思っていません。一日中、外国人ばっかり」と笑います。

 新大久保はなぜ、多国籍化したのでしょうか。在日留学生に詳しい東京工業大学の佐藤由利子准教授はその理由について「東日本大震災で中国や韓国からの留学生がかなり減った。それに危機感を抱いた日本語学校の人たちがベトナムやネパールに留学生をリクルートに行って、それがきっかけになって増えたといえる」と話します。去年オープンしたベトナムカフェをのぞくと、多くの留学生でにぎわっていました。彼らに日本を選んだ理由を聞いてみると「安全性です。ご飯もおいしい」「日本で就職して、経験を持ってベトナムに帰ったときは、経験があるからいい給料の仕事を探すことができる」などといった声が聞かれました。治安が良く住みやすいことや、経済が発展していて技術力の高い日本は、留学先として魅力的だといいます。

 一方、新大久保周辺で増えている留学生は、地域の雇用にも影響を与えています。赤ちょうちんがぶら下がる居酒屋を訪ねました。居酒屋たぬ吉では7人いるスタッフのうち、4人がベトナムからの留学生です。店長の岩崎健さんは「大久保という土地柄、求人しても日本人の応募はちょっと少ない。この地域は留学生に頼らないと難しいのではないか」と話します。来日3年目のティン・ティ・フォンさんは屈託のない笑顔で、常連さんにも大人気です。ティンさんは日本のホテルで働くことを目指していて、海外のお客さんを相手に「おもてなしをしたい」と話します。ティンさんは「就活しています。実はきのう、面接に行ってきたばかり」と語り、「人と話すのが大好き。接客の時にお客さまから『ありがとう』と言ってもらえるとうれしい」と話していました。

 新大久保で頑張る留学生たち──。多国籍化が進む新大久保は、さまざまな国の人が集まる「東京の未来予想図」といえるのかもしれません。

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