小池知事も協力 五輪メダルに!携帯電話の回収開始
(五輪 - 2017年2月16日 18時30分)
東京都の小池知事が掲げるスマートシティーに向けて、新たなエコの取り組みです。使わなくなった携帯電話から取り出した金属で東京オリンピック・パラリンピックのメダルを作るため、16日から東京都庁で携帯電話の回収が始まりました。
携帯電話の回収ボックスは都内の工業高校の生徒が作ったもので、都庁第2本庁舎の1階に設置されました。小池知事は記念セレモニーで「メダルは全部で5000個必要だといわれている。メダルを作るための材料が皆さんの携帯電話の中にたっぷり入っている」と呼び掛けました。また、知事が自身で使っていた携帯電話を3台、回収ボックスに投入しました。
回収の対象となるのは携帯電話のほか、デジタルカメラや携帯ゲーム機など9種類の小型の電子機器で、提供した人には小池知事のメッセージが付いたカードが渡されます。
早速、回収に協力した人からは「いいチャンスだなと思って持ってきた。元気でいれば2回目のオリンピックが見られるから」「オリンピックの参加というのもあるが、日本のリサイクル技術が広まるきっかけになるのかなと思う」などといった声が聞かれました。
都庁での回収は平日の午前9時半から午後5時半までで、電子機器1万個の回収を目標にしています。また、4月からは大会組織委員会が全国で回収を始める予定だということです。