TOKYO MX NEWS

東京で暮らし
働く人のためのニュース番組

苦境の飲食店を救え! 未来で使える応援チケット

(ビジネス - 2020年5月18日 18時30分)
ツイート シェア mixiチェック このエントリーをはてなブックマークに追加
 全国の39県で緊急事態宣言が解除された一方、東京都内は依然として続いています。飲食店では客足が遠のき、テークアウトやデリバリーなどのサービスをしている店も多いものの、収入は減少の一途をたどる苦境に立たされています。こうした中、新型コロナウイルスが収束した未来を見据えた活動が始まっています。

 新型コロナウイルスの影響で、いま、飲食業界は「閉店」という2文字が頭から離れることはないというほど窮地に立たされています。街の飲食店からも「終わりが見えないのが一番怖い。ゴールにたどり着くか不安」「今の状況が当たり前になってしまうと、飲食業は立ち行かない」といった声が聞かれます。500店以上の飲食店が立ち並び「居酒屋発祥の地」ともいわれる千代田区の神田地区も例外ではありません。神田の街を歩いてみると、普段なら飲食店がにぎわう夕方6時半ごろでも人影はまばらです。

 こうした厳しい現状を乗り越えるために生まれたのが「チア神田チケット」です。これは、1596年創業という、神田の地で都内最古の酒店として400年余り営業を続けてきた「豊島屋」が販売を始めたチケットです。神田豊島屋の木村倫太郎社長は「休業や時短営業している飲食店で使えるチケット。いま買ってもらい、未来に使ってもらう、ちょっとお得なサービスが受けられるチケット」と説明します。

 チケットは個人経営の店を中心に、豊島屋の商品を取り扱う神田駅周辺の12店舗で6月から利用できます。「今後訪れる飲食店のチケット」を「今購入してもらう」ことで、厳しい売り上げとなっている現状を乗り越えようというものです。チケットを購入した人にも、うれしい特典が付いてきます。例えば、日本酒酒場「ツバキ・神田鍛冶町」ではチケット3000円分で「旬の刺し身・薫製など4つのプレート+3種の日本酒飲み比べセット+限定酒『利他』1杯付き」という「赤字覚悟の限定コース」が提供されます。ツバキ・神田鍛冶町の竹内翔平店主は「閉店というのも当然ある流れなので、こういう時だからこそ力を合わせ、チケットをきっかけに神田に来る人が増えることを願っている」と語ります。また、ミシュランガイド2年連続掲載という、こだわりの吟醸酒が味わえる「かんだ光寿」では、店主厳選の日本酒が1杯サービスされます。かんだ光寿はゴールデンウイーク明けから営業を再開しましたが、感染拡大前に比べて売り上げは9割以上減ってしまったといいます。かんだ光寿の大野淳一オーナーは「神田チケットに再起を懸けたい」として「リスタートを切るための力になると思う。お客さんを呼ぶ大きな要素。できるだけたくさんのお酒を楽しんでいただき、日本酒で景気づけができれば。出発点は神田からと思っている」と力強く意気込みます。

 チケットを販売する神田豊島屋の木村社長は「新型コロナウイルスの影響で、個性ある飲食店もかなり厳しい状況。本当に面白い店舗がいっぱいあるので、逆にこれをチャンスにして、皆さんに知っていただく、ある意味いい機会だと思いたい。神田の飲食店の面白さを知ってもらえればうれしい」と話します。未来を見据え、厳しい今を乗り越える新たな支援の形「チア神田チケット」は、街のにぎわい復活へ多くの期待を背負います。

<広がる支援の輪 江戸川区でも>

 東京23区内では、区単位でも支援の動きが広がっています。江戸川区はウェブサイト「さきチケ江戸川ごはん」を立ち上げ、区内の飲食店への支援を募っています。支援の方法は2つあり、1つは「7月から利用することができる食事券購入型」です。支援金額に10%分を上乗せした金額=例えば3000円チケット購入で3300円分の食事ができるというものです。もう1つの支援方法は「ただただ応援プラン」と称した寄付型の支援です。

 運営事務局によると、当初の目標金額=500万円を大きく上回る金額が集まったことから、目標金額を1000万円に増やし、5月末まで募集を行っています。すでに900万円を超える多くの支援が集まっています。

ただ今、放送中の番組

mx1 10:30~11:00
MXショッピング

ニュース・情報番組

東京マーケットワイド 東京マーケットワイド
毎週月~金曜日(MX2)
8:30~11:40 12:29~15:20
東京インフォメーション 東京インフォメーション
毎週月~金曜日
7:15~7:20
18:25~18:30
(祝日は18:15~18:20)
都知事定例会見 都知事定例会見
毎週金曜日
13:59~(予定)
東京都議会中継 東京都議会中継
HPに放送日掲載