東京の猛暑 熱中症で死者相次ぐ

(地域・まち - 2018年7月20日 18時30分)

 東京都内は練馬区や青梅市で8日連続の猛暑日となるなど、20日も猛烈な暑さが続いています。この暑さで熱中症とみられる症状で80代の女性が死亡しました。朝晩、そして屋内でも厳重な警戒が必要です。

 練馬では最高気温35.6℃を記録し、8日連続の猛暑日となりました。街の人は「とにかく暑い」「汗が止まらない。冷房のかかっているところから外に出ると、Tシャツを何枚も着替えなければならないぐらい汗が出る」「よく水を飲んで、家にいる時はクーラーをつけっ放しにしている」などと話していました。練馬区と同様、青梅市も最高気温36℃で、8日連続の猛暑日となり、過去最長を更新しました。

 こうした中、厳重な警戒が求められるのが熱中症です。東京消防庁の総合指令室には午前中から熱中症の症状を訴える通報が相次ぎ、職員が対応に追われました。東京消防庁によりますと、20日は午後3時までに10歳未満から90代の男女合わせて119人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれました。このうち、北区に住む82歳の女性が死亡しました。また、警視庁によりますと、墨田区で18日から19日にかけて80代の男女2人が病院に運ばれ、その後死亡が確認されました。いずれも熱中症とみられています。

 熱中症は昼間の屋外だけでなく湿度が高い夜間も発症のリスクがあり、特に高齢者は屋内でも水分の補給やエアコンを活用するなど、厳重な警戒が求められています。

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