政府　台風被害の八丈町と青ケ島村に「局地激甚災害」指定

政府が台風被害の八丈町と青ケ島村に対し「局地激甚災害」に指定することを閣議決定しました。これにより国が通常の災害時を超える財政援助を行い中小企業が事業再建資金を借り入れる際の保証を手厚くします。 先月、内閣府の防災などを担当する津島淳副大臣が八丈島を視察した際、激甚災害の指定に向けては被災状況の速やかな把握が必要という認識を示し「財政的な支援を検討する」と述べていました。今回、「局地激甚災害」に指定されたことで八丈町では河川・道路・下水道といった公共土木施設や、公立学校などの復旧事業に対する国の補助率が１割程度引き上げられることになります。 八丈島でカフェなどを営む持丸さんは売り上げが例年の3割に落ち込むなか、今回の指定によって「島が日常を取り戻す契機になれば」と期待を話してくれました。 （持丸さん） 「島内でも仕事がないからと離島する人もいて事業者も仕事ができなかったり大変な中で局地激甚災害に指定されたことは島がこれから復興していくにあたって大きな契機」 「雇用を守るため産業を守るために雇用調整助成金のようなコロナの時のようなものが事業者に支援されるとありがたい」