西部邁ゼミナール

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2017年6月17日放送
特別シリーズ「日本人とは、そも何も者ぞ!」『今、なぜ日本人論か』

放送内容

日本人は、日本人の在り方について常に気にしていると言われ、古くは江戸時代に遡り、日本人論は沢山の書物にもなっている。
間もなく終わりを告げる平成の30年を振り返ると、日本はボーダレス国境なきグローバルの時代に合わせなければならないと、マーケットの自由競争やグローバリズムが喧伝されてきた。ブレグジット英国のEUからの離脱に端を発し、先のフランス大統領選においては、EUからの秩序を取り戻すと自由の革命を掲げたマリーヌ・ルペン氏が台頭した様に、今、世界は大きな曲がり角を迎え、ヨーロッパでは脱世俗化が知識人たちによって論じられはじめた。ところが、世界混沌化によって時代が危機に突入する中で、今後の日本国家が如何にあるべきか、日本とは何か問われるべき時期に我が国ではシーンと沈黙し静まり返っている。グローバル・スタンダードの名の下に、刺激的で単純な模型が大量に流行する西洋的近代化が一貫して続いて来た我が国の歴史を顧みることで、日本人は何を考えて生きてきたのか、日本人の根本感情は何処にあるのか、そもそも日本人とは何者なのか徹底的に言挙げしてゆく特別企画。

ゲスト紹介

澤村修治
澤村修治
さわむらしゅうじ
評伝作家・文芸評論家・「表現者」編集委員

昭和35年〔1960年〕東京都生まれ。千葉大学人文学部卒業。

新書や選書の編集長を歴任後、自著を発表する。
現在、帝京大学文学部非常勤講師、「表現者」編集委員を務める。

【近著】 唐木順三-あめつちとともに〔ミネルヴァ書房〕

浜崎洋介
浜崎洋介
はまざきようすけ
文芸批評家

昭和53年〔1978年〕埼玉生まれ。

日本大学藝術学部卒。
東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。

【近著】 反戦後論 〔文藝春秋〕




西部邁 ファシスタたらんとした者〔中央公論新社〕発売
「実際のイタリア・ファシスタにゴロツキと呼ばれて致し方ない手合がたくさん加わったこと、それを知りつつも、またムッソリーニの喋り方における大芝居ぶりに嫌悪を覚えたことが幾度あるにもかかわらず、著者は自分の気分の奥底にファシスモめいたものがうごめいているのをいつも自覚していたのである」危機としての生を実践し、「戦後」の無惨と虚無に対峙し続けたファシスモが、己の人生の全域を剔出した最後の巨編。懐疑と省察、冒険への意志が導いた思想の堂奥とは。「ファシストたらんとした者」が抱いているのも、「幻像としてのファシスモ」にすぎぬことを、遅ればせに告白しておこう。もっというと、幻像としての伝統を胸裡に抱懐し、それの極致である死の具体的なやり方を危機に満ちた「今此処」という状況のなかで決断し、それを実践すれば他者に通じるはずだとの幻像を生きる、それがファシスタだということである。」いま著者が混沌の時代に投げかけるのは、一匹のヒューモリスト(人性論者)がここにいた、という厳然の提示なのである。【新刊】ファシスタたらんとした者〔著〕西部邁 中央公論新社より好評発売中
今村有希
今村有希
いまむらゆき
西部邁ゼミナール助手

【お知らせ】 激弾BKYU公演
『カンプラチンキ!~痛いところにつけるクスリ~』
 2017年6月21日(水)~25日(日)下北沢駅前劇場にて。
 お問い合わせ
 http://www.bkyu.com

良著のすすめ

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表現者7月〔73〕号 【特集】「テクノマネーマニアックの時代に-反乱は可能か」6月16日発売
「ウルトラモダンが創る人と世の臨界状態」をテーマした座談会、「ナショナリズムの台頭-マリーヌ・ルペンをめぐって」を掲載。
反戦後論 [ 浜崎 洋介 ]
反戦後論 【著】浜崎洋介〔文藝春秋〕
戦後思想に新たな問題を提起する
唐木順三 あめつちとともに (ミネルヴァ日本評伝選) [ 澤村 修治 ]
唐木順三-あめつちとともに 【著】澤村修治〔ミネルヴァ日本評伝選〕
反時代を貫き、「無常」を見出す…
異彩の出版人、昭和論壇を駆ける。
【タグ】 政治  経済  社会  文化  歴史  教育  国家  戦争   
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