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2011年4月23日放送
TPP亡国論【2】 TPP参加したとき起こる現実

放送内容

東日本大震災からの復興めぐり必要になるのは、国家ヴィジョン。国家の保護がなければ、復興のプランもあり得ない。国柄を壊すような遅れてきた構造改革を押し進める政権。平成の二十数年にわたり、誤った改革を続けてきたことを省みるべき好機ではないのだろうか。

【1】TPP(環太平洋連携協定)に参加したアメリカの狙いは、
「金融」と「投資」である
オバマ大統領の5年内の2倍の輸出拡大の発言と、24作業部会、アメリカ政府関係書類から読み取る論理。
【2】農業への影響は大きいが、コメだけではない
郵政民営化の時と同じ、今度は農協の共済の民営化。
【3】アメリカ主導の自由貿易の現実
カナダは、集荷、加工、流通をアメリカ系企業に乗っ取られた現実。
メキシコは、主食のトウモロコシの年間消費3分1をアメリカから輸入の現実。
オーストラリアでは、FTAで損をした現実
【4】安全保障の問題と自由貿易協定は関係がない
TPPにも安全保障除外の条項があある。
NAFTAのカナダもメキシコもイラク戦争には参戦していない。

ゲスト紹介

東谷暁
東谷暁
ひがしたにさとし
1953年(昭和28年)山形県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。雑誌等の編集を経て、1997年(平成9年)よりフリージャーナリスト。

【著書】『エコノミストは信用できるか』(文春新書) 『金融庁が日本を滅ぼす』(新潮文庫) 『増補 民営化という虚妄』(ちくま文庫) 『世界と日本経済30のデタラメ』(幻冬舎新書) 『日本経済の突破口 グローバリズムの呪縛から脱却せよ』(PHP研究所) 『エコノミストを格付けする』(文春新書) 『増補・日本経済新聞は信用できるか』(ちくま文庫)ほか。
中野剛志
中野剛志
なかのたけし
京都大学大学院工学研究科(都市社会工学専攻)助教。
1971(昭和46)年神奈川県生まれ、1996(平成8)年東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業後,通商産業省(現・経済産業省)に入省、
2000(平成12)年英エディンバラ大学大学院に留学し,政治思想を専攻、2001(平成13)年同大学院より優等修士号(Msc with distinction)取得、2003(平成15)年論文‘Theorising Economic Nationalism’がイギリス民族学会(ASEN)Nations and Nationalism Prizeを受賞、
2005(平成17)年エディンバラ大学より博士号(社会科学)取得。【著書】『国力論』(以文社)、『経済はナショナリズムで動く』(PHP研究所)、『恐慌の黙示録』(東洋経済新報社)、『自由貿易の罠』(青土社)、『考えるヒントで考える』(幻戯書房)『TPP亡国論』(集英社)ほか。

良著のすすめ

TPP亡国論 (集英社新書) 中野剛志¥798

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TPP(環太平洋経済連携協定)参加の方針を突如打ち出し、「平成の開国を!」と喧伝する民主党政権。そして賛成一色に染まったマス・メディア。しかし、TPPの実態は日本の市場を米国に差し出すだけのもの。
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