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公明・自民、小池知事の「入札制度改革」を追及 都議会

(都政 - 2017年12月6日 18時30分)
 東京都議会では各会派が小池知事に質問する代表質問が行われました。豊洲市場の追加対策工事の入札不調が続く中、都民ファーストの会との連携を解消した公明党は、知事が主導する入札制度改革の抜本的見直しを求めました。

 注目の都議会代表質問を前に、議会には傍聴券を求める都民らが集まりました。傍聴に来た人は「豊洲はどうなるのかと思って来た。(小池知事は)五輪までは都政に専念してほしい」「市場関係者が迷惑を被っていることを知事としてどのようにさばいていくのか。非常に関心がある」などと話していました。

 午後1時すぎに始まった代表質問で最初に質問に立った都民ファーストの会の山内晃都議は、小池知事が肝いりで進める入札制度改革について、知事が問題視してきた「高い落札率の案件」が減っていると評価しました。その上で、豊洲市場の入札不調が相次いでいる問題とは区別して考えるべきだとしました。山内都議は「制度設計に当たっては、制度の根幹となる大半のケースに適応する原則と、特別な例外的なケースに柔軟に対応する例外の両方が必要。個別特別な豊洲の入札不調で制度全体をゆがめるのは不適切」と述べました。これに対し小池知事は「追加対策工事は適切な手続きを踏みながら契約締結に向けて再発注を進めている。(2018年)7月末までに専門家会議の確認も含めて工事を完了させる方針」と答弁しました。

 小池知事が進める改革を共に前進させる考え方を示した都民ファーストの会と対照的だったのは、小池知事に「是々非々」の立場で臨む公明党です。これまでの知事の改革は「成果が実感できない」と厳しい批判を展開しました。公明党の橘正剛都議は「政治は結果。知事が進めてきた改革の成果を都民が実感できない中で新たな改革を持ち出しても、実績の裏付けと決着を伴わない政策は虚妄となる」と追及しました。さらに橘都議は入札改革について「抜本的に見直すべき」として「入札不調が続く現実に直面し、多くの都民に都政全体の停滞という不安を引き起こしている。入札契約制度改革について都が打ち出した実施方針を抜本的に見直すべき」と迫りました。これに対して小池知事は「改革は始まったばかり。契約制度に絶対的唯一な答えはないが、入札監視委員会の検討結果を踏まえ、業界団体の声もしっかりと聞きながら、より良い制度の構築に向けて取り組んでいきたい」と述べ、改革は試行段階だとして、引き続き理解を求めました。

 代表質問では小池知事の入札制度改革を巡る多くの質問が相次ぎました。公明党に続いて質問に立った自民党の鈴木章浩都議は、都が豊洲市場の一部の工事について入札を断念し、業者を都が選ぶ随意契約を検討していることを「失敗は明白」と厳しく批判しました。鈴木都議は「豊洲市場整備工事の契約で、一社入札や特命随意契約をあれだけ批判していた知事が、結局同じ道をたどるとは誠に皮肉と言わざるを得ない。入札制度改革の失敗は明白で、その悪影響は都政全般・全体に広がりかねない」と追及しました。また鈴木都議は、豊洲市場の地元・江東区に足を運び、今後の見通しを丁寧に説明することを求めました。これに対して小池知事は入札制度改革についての言及はなく、江東区への説明は「足を運ぶことも考えていく」と述べるにとどめました。

 公明党に続いて自民党も小池知事を厳しく批判すると、議場では自民党議員から「そうだ!」という声が多く上がった一方で、都民ファーストの会がその批判に反論するなど、議場が一時騒然とする場面もみられました。

 自民党が攻勢をさらに強めたことに加え、知事とのスタンスを「是々非々」としている公明党が厳しい態度で質問したことで、今後、小池知事は慎重なかじ取りが求められそうです。

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