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旧国立駅舎の復元 両隣に商業ビル計画で困惑

(地域・まち - 2017年9月21日 18時30分)
 東京・国立市のシンボルとなっていた、赤い三角屋根の旧国立駅舎は、JR中央線の高架化に伴って10年ほど前に解体され、2020年に復元される予定です。しかし、復元後の建物の両隣には高さ20メートルの商業ビルが建つ予定で、地元からは「駅舎がビルに埋もれてしまうのではないか」と心配する声が上がっています。

 街のシンボルとしておよそ80年間、市民に愛されてきた“赤い三角屋根”の旧国立駅舎は、2006年にJR中央線の高架化工事のために惜しまれつつ解体されましたが、柱などの部材は、将来、復元できるようにと、国立市が大切に保管してきました。

 市は市民の声を受けて、旧国立駅舎を復元する計画を進め、旧駅舎が元々あった国立駅南口のほぼ同じ位置に、2020年2月に戻ってくることが決まりました。復元後は観光案内所などとして活用される予定です。

 しかし、復元される駅舎の両隣には、最大で高さ20メートルの4階建ての商業ビルを建設する計画が持ち上がり、地元からは「景観が損なわれるのではないか」と心配の声が上がっています。

 商工会や駅前の商店らでつくる街づくり団体は、駅舎を挟むようなビルの計画に危機感を抱いています。「国立市まちづくり推進4団体協議会」の佐藤収一副会長は「文化財として、ただ駅舎を残せばいいということではなく、両サイドが非常に大事。建物に囲まれてしまっては、青空の見える街がなくなってしまうと心配している」といいます。

 計画について、市民からも「商業ビルはいらないのでは。もうすでに商業施設のnonowaがある」「小さい時から駅舎があって当たり前。でも、この時代ですからね。多少は仕方ないのでは」「線路の位置も(高架化で)上がってきた。だから、美的にどうなるのか全体を見ないと…」など、さまざまな意見が聞かれました。

 一方、商業ビルを計画しているJR東日本は、地元からの意見を聞いた上で、計画への理解を求めたいとしています。JR東日本の冨田哲郎社長は9月5日の会見で「駅舎の保存と駅の利便性を向上させ、地域のためにもなる商業ビルの建設は、両立できるということで話を進めてきた。今の計画は無理のないものになっていると思う」と話しています。

 街のシンボルとして親しまれた駅舎の復元に向けて注目が集まっているだけに、市の商工会など地元の4団体は今後、JR東日本の計画に対して、景観への配慮を求める署名活動を検討しているということです。
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