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東京・多摩地域で新たな水害対策

(地域・まち - 2017年8月16日 18時30分)
 台風や長雨、集中豪雨など、災害に注意が必要なシーズンとなりました。東京・多摩市や八王子市では、水害が起きた時に備えて、住民に日頃から危機感を持ってもらうための新しい試みが始まっています。

 2016年8月に関東を直撃した台風9号は、道路の冠水や土砂崩れなど大きな被害をもたらしました。多摩市の大栗川も急激に水かさが増え、周辺の地域に、市内で初めての避難勧告が発令されました。多摩市・防災安全課の城所学課長は「大栗川の特徴は、多摩川に比べて川の幅が狭いこと。(2016年の台風9号では)1時間に2メートルほど一気に水位が上がったので、いきなり避難勧告を出す事態に陥った」と話します。

 多摩市内には大栗川の他にも2つの河川があり、多摩川が氾濫した場合は、多くの人が利用する駅も浸水する恐れがあります。そこで街中に登場したのが洪水ハザードマップです。屋外に設置する試みは都内で初めてだということです。

 市は2017年3月、聖蹟桜ケ丘駅周辺の5カ所に、想定される浸水の深さや避難所を示したハザードマップを設置しました。駅を利用する人にこの場所で水害の危険があることを日頃から意識してもらうのが狙いです。多摩市役所の城所さんは「いざという時には浸水してしまうということを心のどこかに置いてもらうだけでも、随分とその時の避難行動に違いが出ると思うので、市民には心掛けてほしい」と期待します。

 一方、八王子市では、市内を流れる小さな河川に水位を測るセンサーが取り付けられました。市と市内の民間企業や大学が協力し、リアルタイムの水位情報を提供する実証実験が始まっています。

 実証実験では、国や都が水位を監視していない小さな河川に注目します。取り付けた水位センサーの情報をAI=人工知能で分析し、水位の変化や安全な避難経路を市民がスマートフォンなどで見られるようにする予定です。

 参加した学生は「自分たちも今センサーを作っているが、企業が作っているのを間近に見られて良かった」、実証実験に参加する企業の筒井勇さんは「AI学習も行っていくので、1級河川、2級河川の情報と組み合わせることによってきめ細かい情報の提供を想像している」と話します。

 水位センサーは8月中に八王子市内30カ所に設置される予定で、9月までには取り組みに参加する企業のホームページで水位情報の公開を始めるということです。

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