認知症か 自宅に“2度放火”で8棟燃える

(事件・事故 - 2017年12月28日 18時30分)

 東京・目黒区で住宅や物置など合わせて8棟が焼ける火事があり、放火の疑いで84歳の男が逮捕されました。男は認知症の疑いがあることから、警視庁は責任能力があるかどうか慎重に調べています。

 午前3時40分ごろ、目黒区中根の木造2階建て住宅で火事があり、火元の住宅が全焼したほか、近くの住宅の外壁や物置など合わせて8棟・310平方メートルが焼けました。けがをした人はいませんでした。

 映像では深夜の住宅街で激しく燃え上がる炎と、噴き出すように煙が上がり火の粉も飛び散っている様子や、赤黒い炎と煙が確認できます。近所の人は「火がすごくて迫ってきた感じ。かなり激しい燃え方だった。火の粉もすごく上がっていて怖かった」と話していました。

 この火事で、警視庁は自宅の室内で新聞紙にライターで火を付けたとして、無職の黛嘉泰容疑者(84)を放火の現行犯で逮捕しました。黛容疑者は83歳の妻と2人で暮らしていて、妻が煙に気付き一度は火を消しましたが、黛容疑者が再び火を付けたということです。警視庁によりますと黛容疑者は数年前まで歯科医をしていて、調べに対して「何もかも嫌になった」と容疑を認めています。近所の人は「旦那さんが火を付けたようだと聞いてびっくりした。優しそうな先生でした」と話していました。

 一方で、たびたび受け答えがかみ合わず、認知症の疑いもあることから、警視庁は刑事責任を問えるかどうかも含め慎重に調べを進めています。

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