小池知事の路線継承 希望の党・共同代表に玉木氏

( - 2017年11月10日 18時30分)

 東京都の小池知事が代表を務める希望の党の共同代表選挙が行われ、玉木雄一郎衆院議員が国会議員を率いる共同代表に選ばれました。

 玉木氏は小池代表の路線を踏襲する立場で、自衛権の制約を明確化する憲法改正の必要性を訴えるなど、長島昭久氏ら結党メンバーらの幅広い支持を獲得しました。そして、53人の国会議員団による投票で39票を得て、大串博志衆院議員との一騎打ちを制しました。共同代表に選ばれた玉木氏は「信頼される、期待される、頼られる政党に希望の党をしていくために、皆さん力を合わせて頑張っていきましょう」とあいさつしました。

 今回の結果に、都内選出の議員からは「後ろを振り返ってごたごたする政党ではなく、前を向いてすっきりスタートできる」(長島昭久衆院議員)「求心力がある共同代表だと思うので、小池さんと早速議論して、強く前に出る政党として頑張ってもらいたい」(松原仁衆院議員)といった声が聞かれました。

 また、代表の小池知事も「代表がしっかりとしたリーダーシップを振るい、それを支える執行部や所属議員はフォロワーシップを発揮するだろう」と、玉木氏への期待を示しました。

 今後、2人の連携による党勢の立て直しが急務となります。

<党勢立て直しへ 小池代表との関係は?>

 希望の党の共同代表選挙は、玉木氏の圧勝でした。その後、会見が1時間ほど行われましたが、東京都知事を務める小池代表との関係についての質問も多くありました。

 共同代表に選出された玉木氏は「小池代表との関係は…仲良くコミュニケーションを取っていきたい」とした上で「いろいろと私にはないものをたくさん持っている小池代表ですから、いろいろなことを学んでいきたい」と述べました。

 「具体的にどういう点か。小池さんになく玉木さんにある点は」と聞かれると「小池代表の発信力、大胆な決断は見習いたい。私の方が優れているところは分かりません」と述べ、会見の全体を通じて、玉木氏自身が小池代表との距離感や関係性を探っているという印象が見受けられました。

 同じような状況は、記者団からカジノ法案について党の方針を聞かれた時にも現れました。玉木氏は「IR法については、今後どうしていくのか、党内でもいろいろな考えの人がいると思うので、まずは小池代表の考えを把握するのが第一。次に、党内でどういう考えの人がいるのか、党内の考えをまとめていくのが次」だと述べました。

 今のところ玉木氏はまず、小池代表の考えをくんだ上で、党内の意見をまとめていくとしました。今後も国政、そして希望の党の運営でも小池代表の影響力は大きいのかもしれません。

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